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消えた潜水艦 ページ40

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side.




コナンと阿笠博士がベルツリーホテルに戻ったとき、既に深夜になっていた。
人気のないホテルのロビーで、コナンは目暮と佐藤に、灰原が攫われた経緯と海で潜水艦を見たことを伝えた。




目暮「潜水艦?」

突拍子もない話を聞いた目暮が、思わず聞き返す。



江戸川「うん」

シャワーを浴びて館内着の作務衣に着替えたコナンは、力強く頷いた。




佐藤「まさか……」


信じられない様子で呟いた佐藤は、コナンの隣でソファに座った阿笠博士を見る。




佐藤「阿笠さんも見たんですか?」

阿笠「いや、ワシは暗くて……」



ソファの前に立った佐藤と目暮は、困惑した顔を見合わせた。



佐藤「怖い思いをしたから、勘違いしたのかも……」

江戸川「違う!
オレはホントに潜水艦を見たんだ!!」









コナンは強い口調で否定した。


声を荒らげるコナンに、阿笠博士が「落ち着くんじゃ」と肩に手を置く。






「本当に見たんだ」−−コナンは俯き、膝に乗せた手を力を込めた。


その様子を見て、目暮と佐藤が再び顔を見合わせる。そして目暮が懐から折り畳みの地図を取り出し、ソファの前のテーブルの上に広げた。







目暮「……コナン君、どの辺かな?」


それは八丈島の地図だった。コナンは前のめりになって地図を覗き込む。そして、







江戸川「この辺。間違いない」

灯台が近くにある南原千畳岩海岸付近の海を指差した。




佐藤「灯台があります」

目暮「警察や海保の防犯カメラがあるはずだ。調べてみよう」








目暮はそう言うと地図を折り畳み、懐にしまった。
警察の2人が立ち去って、ロビーに残されたコナンと阿笠博士は、俯いたまま互いに黙り込んでいた。





阿笠「A君と哀君……無事だといいんじゃが……」


頭を抱え込んだ阿笠博士が呟くと、コナンはハッと顔を上げ、作務衣の上に羽織ったカーディガンのポケットから探偵バッジを取り出した。





江戸川「灰原!A!」


コナンは探偵バッジに呼びかけた。すると、阿笠博士が探偵バッジを持つコナンの手を掴む




阿笠「流石に無理じゃ。それに奴等に聞かれてしまうかもしれんぞ」











潜航中の潜水艦に灰原とAがいるとしたら、探偵バッジの電波は届かない。海面近くまで浮上して万が一届いたとしても、彼女達の周りに誰かがいれば聞かれてしまう

動揺してる今のコナンには判断できなかった。

星空の下で→←−



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kyu(プロフ) - 蒼陽さん» ご指摘有難う御座います (5月21日 19時) (レス) id: dafdd28139 (このIDを非表示/違反報告)
蒼陽(プロフ) - とても面白いです、ちなみに八丈島のディナーという話で、お食事が美味しいし、雰囲気も最高だねと言ったのは蘭です、園子と入れ替わってますよ!頑張ってください楽しみにしてます (5月21日 14時) (レス) @page26 id: 306cc09e04 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - なるほどね ありがとうございます! (5月14日 21時) (レス) id: fcb0ec653e (このIDを非表示/違反報告)
kyumyo204(プロフ) - ムスメ3さん» イギリスの国内治安を維持を担当する情報機関です、実際にある機関名です! (5月14日 20時) (レス) id: e2b10de2b6 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - MI5はオリジナルのやつですか? (5月14日 20時) (レス) @page1 id: fcb0ec653e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kyumyo204 | 作成日時:2023年5月13日 19時

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