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後悔と暴虐の始まり ページ30

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side.



夜も更けた頃、外国製の四輪駆動車が八丈島の外周道路を走っていた。

助手席にはスマホを片手に持ったウォッカが座っている。



ウォッカ「例のガキ達をシステムで見つけたそうですぜ」

ウォッカは電話で話しながら、運転席をチラリと見た。髪をコーンロウに編み上げた男
_____ピンガがハンドルを握っていて、車はベルツリーホテルに続く坂道を上っていく。













ベルツリーホテルを囲む森林の先の小高い丘に、廃れた一件の建物があった。最上階のガラスを失った窓から、ライフルの銃口を覗いている。



キャンティ「アタイも2人とも見つけたよ、ジン
だけど、2人とも別室だね」

ベルツリーホテルに銃口を向けたキャンティは、スコープを覗きながら言った。スコープには、客室のデスクでお茶を飲んでいる灰原と、位置を動かすと、同じく客室のデスクで紅茶を嗜みながら電話をしているAが映っている。




キャンティ「まさか八丈島にいたなんて、運はこっちに向いてるよ」







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一方その頃、Aは自室に戻ると紅茶を入れながら、赤井秀一に電話を掛けていた。



『今、大丈夫?』






赤井「あぁ、どうした」

『江戸川君からチョーカー型変声機を貸してもらったの
まさか秀一さんが預けていたとは思わなかったわ

でもどうして私に?
変装できる訳でもないし』




赤井「何かあった時のため…って言うのは俺らしくないが、何かあった時に使えるのは間違いない

そっちに行きたいが何かあった時にすぐ行けるとは限らない」

『ちょっとだけ、秀一さんの匂いが残っていて安心する。ホント、お守りみたい』







Aは胸にチョーカー型変声機を当てると、残っている香りを感じるため、目を瞑った。






赤井「そろそろ寝なくて大丈夫か?
明日もパシフィック・ブイに行くつもりなんだろ?」

『な〜んか、眠れなくて……
それに声聞きたかったの』





嫌な予感がして少し不安になってたけど、声が聞けて安心したな…そう油断しているときだった



駐車場の方で車のドアが閉まる音がした。








Aはバルコニーに続く窓へ駆け寄った。カーテンの隙間から外を覗くが、外は真っ黒で何も見えない。
Aの心臓がドクンと大きく跳ねた。鳥肌が立ち、毛がピリピリと逆立つ






赤井「A?」

『しゅ、秀一さ...ん.....
奴らが来たの、奴らが』

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kyu(プロフ) - 蒼陽さん» ご指摘有難う御座います (5月21日 19時) (レス) id: dafdd28139 (このIDを非表示/違反報告)
蒼陽(プロフ) - とても面白いです、ちなみに八丈島のディナーという話で、お食事が美味しいし、雰囲気も最高だねと言ったのは蘭です、園子と入れ替わってますよ!頑張ってください楽しみにしてます (5月21日 14時) (レス) @page26 id: 306cc09e04 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - なるほどね ありがとうございます! (5月14日 21時) (レス) id: fcb0ec653e (このIDを非表示/違反報告)
kyumyo204(プロフ) - ムスメ3さん» イギリスの国内治安を維持を担当する情報機関です、実際にある機関名です! (5月14日 20時) (レス) id: e2b10de2b6 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - MI5はオリジナルのやつですか? (5月14日 20時) (レス) @page1 id: fcb0ec653e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kyumyo204 | 作成日時:2023年5月13日 19時

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