八丈島のディナー ページ26
_____
_____
夜になり、蘭達はホテルのレストランで食事をすることにした。
広いレストランの前に大きな池があり、ライトアップされた水面が青く輝いて幻想的な雰囲気を
園子や小五郎と同じテーブルに着いた蘭は、テラスの先にあるライトアップされた池をうっとりと見つめた。
蘭「ホント、キレイ!
お食事も美味しいし、雰囲気も素敵だね」
園子「うん、夏も__」
小五郎「サイコーー!!カァ〜〜ッ」
園子「……台無しだけど」
グラスの島酒を飲み干した小五郎が、真っ赤な顔を上げて叫んだ。
呆れる園子の横で、蘭が「お父さん!」と目を釣り上げる
蘭「大きい声出さないでよ。恥ずかしい!」
レストランの料理は、八丈島の郷土料理がメインだった。
近海でとれる新鮮な魚介類をはじめ、メダイやトビウオを使った島寿司、ブドと呼ばれる海藻の煮ごこり、更に明日葉などの島野菜の天ぷらがずらりと並び、隣のテーブルついた元太達はもりもり食べた
元太「うんめー!明日葉って苦ェんだな」
光彦「本当ですね」
歩美「このお寿司、おいしいよ!」
わいわい言いながら食べる元太たちを前にして、コナンと灰原、Aは黙々と料理を食べた。
灰原「で、2人してどこに行ってたの?」
『パシフィック・ブイ……』
Aが答えると、灰原はジロリと見た。
灰原「やっぱりね。何してたの?」
江戸川「いや、別に……」
江戸川君は目を逸らして誤魔化すと、言うなと言わんばかりに私と目を合わせ、向かいに座った歩美ちゃんが「Aちゃん」と声をかけてくれた。
歩美「クジラさん、バッシャーンってすごかったんだよ!クジラのおじさんが、クジラがどこにいるか当ててくれるの」
『クジラのおじさん?』
嬉しそうに報告する歩美の隣で、光彦が「タブレットで調べていました」と付け加える
キョトンとするA達に、隣に座った阿笠博士が「ほれ」と、スマホを見せた。
阿笠「彼じゃよ」
スマホの画面には、阿笠博士と丑尾が船上で肩を組んで親指を立てている写真が映っていた。
阿笠「いやぁ〜、すっかり意気投合してのう」
江戸川「(なんだよ、この写真)」
『へ〜』
コナン達が呆れながらみていると、灰原は軽く
阿笠「ワシが教えてもらったクジラ知識で、腹ごなしの……」
660人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kyu(プロフ) - 蒼陽さん» ご指摘有難う御座います (5月21日 19時) (レス) id: dafdd28139 (このIDを非表示/違反報告)
蒼陽(プロフ) - とても面白いです、ちなみに八丈島のディナーという話で、お食事が美味しいし、雰囲気も最高だねと言ったのは蘭です、園子と入れ替わってますよ!頑張ってください楽しみにしてます (5月21日 14時) (レス) @page26 id: 306cc09e04 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - なるほどね ありがとうございます! (5月14日 21時) (レス) id: fcb0ec653e (このIDを非表示/違反報告)
kyumyo204(プロフ) - ムスメ3さん» イギリスの国内治安を維持を担当する情報機関です、実際にある機関名です! (5月14日 20時) (レス) id: e2b10de2b6 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - MI5はオリジナルのやつですか? (5月14日 20時) (レス) @page1 id: fcb0ec653e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:kyumyo204 | 作成日時:2023年5月13日 19時