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side.akai








A「送ってくれるなら、一緒に来てくれてもいいのに」

『こちらとしても君を働かせたいんだが一応の優しさで水族館にこうして行かせている

それにデートは2人の方がいいだろ?』




昨夜から不機嫌なcatの様に拗ねているAを東都水族館に送るべく車を走らせているがこのままでは彼女は一向に降りないだろう




A「私は大人数のデートでも平気だけど秀一さんは2人の方がいいの?」


1枚上を取ってギャフンと言わせたい彼女を黙らせるべく駐車場に停めるや否や彼女の耳元に近寄った



A「な、なに」

『こんな可愛いhoneyを他の男に見せたくないな』




ボンッ!と下がりきっていたシッポが上がり始め、彼女の頬は真っ赤に染っていた



A「わ、分かった、から...離れて.....
It's close(近いです)



照れると英語で話してしまう彼女に独占欲を湧かせながらGPSと携帯を持たせた




A「ほんと過保護」

『しょうがないだろう?
放っておいたら君はまた1人で行動する』



A「そんな事より、昨夜の大規模停電の映像回るの早いのね」

『あぁ、忘れられないだろうが今日くらいは昨夜の事忘れて楽しんできてもいいんだぞ』




A「お土産、何がいいの?」

『フッハハッ…お土産が狙いじゃないさ
楽しむのも大切だろ?


強いて言うなら実用性のあるものか』





A「口説くか強請るかどっちかにしないとそのうち逃げるから」





最初より笑顔になったAの頭を撫で水族館に行かせるとすぐにこの場から立ち去った

記憶喪失の女性→←−



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作者名:kyu | 作成日時:2023年4月25日 16時

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