虹色と純黒 ページ27
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志保から「下へ降りれた」と連絡を貰った瞬間縦断の音が鳴り響いた
キュラソー「メリー、早く飛んで!
逃げて!」
銃撃の標的から外れるとキュラソーが手を握る力を強めた
キュラソー「あなたが私のことを何色でもなれる“虹色”だと言ったけど私の中では違うわ
私の中の虹色はあなた、メリーよ」
『私は最初から黒色よ
ずっと閉じ込められていた弱いカラスなの』
キュラソー「そう?
だったらあなたと私で虹色ね」
無闇に飛ばされる銃撃に当たらない壁にキュラソーと寄りかかっているとキュラソーが急に立ち上がった
キュラソー「奴らの狙いは私」
『まさか…!
待って、確かに助けを求めたけどあなたを囮にしたかった訳じゃないわ!』
キュラソー「助けてくれて、助けを呼んでくれてありがとう」
『今でたら間違いなく殺される!
私が囮に…』
キュラソーは私の片手や腕を見るやいなや指を指した
キュラソー「こっちは前誰かにやられた傷だけど腕の子の傷はいまさっき掠ってできた傷
私、あなたに会えて後悔してないわ
子供たちを頼んだわよ」
キュラソーは私を突き放し私と反対側の方へ走り出した
その瞬間狙いはキュラソーに行き一点狙いになった
急いでゴンドラへ向かっている途中柱が壊され下を向けばキュラソーが居なくなってしまったのは安易に想像が着いた
キュラソーの反撃を無駄にはしたくないから急いで子供たちのいるゴンドラへ向かうと下を向いて蹲っていた
歩美「Aちゃん!」
『みんな怪我はない?』
光秀「あ、えぇ」
歩美「Aちゃんこれって何があったの?哀ちゃんは?」
『後でちゃんと説明するから今は私の言うことを聞いて』
「「はい/おう」」
『絶対私の中から出ちゃダメだからね』
光彦「それだとAさんが…」
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作者名:kyu | 作成日時:2023年4月25日 16時