検索窓
今日:35 hit、昨日:250 hit、合計:336,451 hit

漆黒の特急−シェリーとメリー ページ34

_____
_____



side.





真夜中 とある車内にて…






ジン「ミステリートレイン?

ベルツリー急行か



あんな目立つふざけた列車にシェリーが乗るとは思えんが?」

ベルモット「あら だからこそあえてのチョイスなんじゃない?


あの列車は完全個室
私たちの目を盗んで関東から脱出するには、絶好の移動手段だと思うけど?


それに忘れちゃったの?
群馬の山奥に“Merry”が隠れ住んでいたこと」








ジン「だがどうにも信じられんな
メリーが群馬の山奥に隠れ住んでいたとは」

ベルモット「ええ その情報を入手したバーボンも同意見よ

彼女が偶然接触した第三者にそう言ってただけだから確度は低いと…」




ジン「アイツは俺の目の前で死んだはずだぜ
どうせバーボンの戯言だろうよ」

ベルモット「バーボンが見つけたという女の情報とメリーの容姿が全く違うもの、私もそれには同感よ



彼は“シェリー”の可能性を考えて情報を回してきたらしいけどでもシェリーがその列車に乗るのなら狩り場としては最適だと思わない?」






ジン「待て、山奥に住んでいたのがメリーだとして、シェリーがベルツリー急行に乗ると分かる」

ベルモット「その女がベルツリー急行のパスリングを着けていたからシェリーにしろメリーにしろ2人のどちらかがあの列車に乗ることは確定なのよ

わざわざあなたにこの情報をリークした理由分かるわよね?」





ジン「その鉄の蛇が巣穴に戻るまで手は出すなってことだろ?

まあ久しぶりにお前の口からシェリーとメリーの名が聞けて嬉しいぜ

女同士で妙な仏心が出たんじゃねえかと案じてたんでな」

ベルモット「バカね、私を誰だと思っているの?
とにかく狩りが終わったらまた連絡するわ」












ウォッカ「あ、兄貴…
バーボンの野郎の情報を信じるんですかい?」

ジン「メリーに関しちゃあ信じちゃいねぇが、シェリーなら殺し損ねてるからなァ、絶好の殺し日和って所だ」








ウォッカ「さすがアニキ!

しかしメリーの野郎 携帯電話とパソコン事爆破しやがって....」

ジン「フン…自分の身諸共爆破するとは思わなかったがアイツも最初から落ちぶれてたってワケだ」

漆黒の特急−発車→←−



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (129 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
537人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

kyumyo204(プロフ) - 庄司靖さん» わあ!ありがとうございます〜!是非お楽しみください♪ (2023年4月16日 18時) (レス) id: e517dff763 (このIDを非表示/違反報告)
庄司靖(プロフ) - 続きを早くみたいです!無理でなければよろしくお願いします (2023年4月16日 14時) (レス) @page35 id: e958ad6f1e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:kyu | 作成日時:2023年4月10日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。