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音が全く聞こえなくなってから数分後
光彦「じゃあちょっと外の様子を見てみます?」
灰原「ダメよ、そう思わせて外で待ち伏せしてるかもしれないし…」
元太「でもよぉ、ちょっとだけなら…」
灰原「ちょっと、小嶋くんゴホッゴホッ……」
歩美「哀ちゃん大丈夫?」
『風邪?もしかして江戸川君のが移ったの?
二人は私の後ろに隠れてて』
元太「よし 大丈夫みてえだ、あ、あれ?
なんだこれああ!大変だ!
鎖がかかって外に出られねえ!」
光彦「Aさん!僕達閉じ込められちゃいました…」
歩美「ねえAちゃん、何か焦げ臭くない?」
光彦「そう言えば確かに…ん?
まさか…この山小屋燃えてるんじゃ……」
灰原「窓よ窓から逃げられるはず」
光彦「ダメです!釘を打ち付けられていて…」
最初から彼女をここに閉じ込めて火を放ち事故死に見せかけるつもりだったの…それを彼女に勘づかれて斧での殺害に変えたけど…そのまま燃やして焼死体から傷跡が見つかればアウト、だから蛇の立て札に埋めようとしたのね
歩美「どうしよう!早く逃げないと…」
元太「くそ…この扉ビクともひねえぞ」
光彦「どうしましょう…
やっぱり“子供の力だけ”じゃ…」
『落ち着いて、この煙に気がついて誰かが助けに来てくれるから』
貰ったばかりだけど、哀に飲ませる訳には行かないし…私が飲んで殺人犯が使った斧で鎖を切るしか…
『哀、他のみんなとそこに…居て』
灰原「あなたまさか......」
『私に出来るのはそれくらいっ…だから…
いい?解毒薬が効くまで引き付けて斧を持ってあの鎖を切るからその後はよろしくね』
灰原「まって…それなら、私も…」
『飲ませたくないけど、風邪を引いている哀は飲むとしても私の後』
灰原「で、でもあなた確か___」
ゴクリと解毒薬を飲み込むと動悸がし、ドクドク…と心臓がとび出そうな程高鳴り..頭痛薬吐き気などが一気に襲ってきたが声を出す訳には行かず何とか声を押し殺すと、みるみるうちに身体が元に戻っていっていた
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kyumyo204(プロフ) - 庄司靖さん» わあ!ありがとうございます〜!是非お楽しみください♪ (2023年4月16日 18時) (レス) id: e517dff763 (このIDを非表示/違反報告)
庄司靖(プロフ) - 続きを早くみたいです!無理でなければよろしくお願いします (2023年4月16日 14時) (レス) @page35 id: e958ad6f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kyu | 作成日時:2023年4月10日 15時