責める権利 ページ12
祖母「あんさん、いなくなると寂しくなりますなぁ。」
玄関まで見送ってくれたハルモニ。
祖母「あの子と一緒に帰ったらよろしいのに。」
キュヒョン「いえ！そういう訳には…」
チャンミンは今夜の便で帰らずここに残り、朝イチの便で帰ると言っていた…
祖母「仕事、お気張りやす。あんさんのグループのことは、よう知りまへんけど黒美も百乃もAも好きやってのは、このお婆にも分かりますわ(笑)応援してまっさかいな。」
キュヒョン「ありがとうございます…！」
祖母「それから、これ。車折神社のお守りとお札どす。芸能関係の御利益のある神さんでっさかい、あんさんのお役に。」
キュヒョン「ハルモ…おばあさん、ありがとうございます！」
はっきり物を言うAのハルモニ。
一見、怖そうだけど、すごく懐が熱くて優しい人だった。
嬉しくて体の固い俺の限界まで体を折って頭を下げた。
「またいつでも」とハルモニは言ってくれたけど、もう二度とここに来ることはないだろう…
『キュヒョナ！』
ハルモニの家を後にした俺の追いかけるようにチャンミンが出て来た。
笑顔のチャンミンの向こうにハルモニがまだ立っていた。
チャンミン『別にお前を見送りに来たわけじゃない』
冷たく俺を見るチャンミン。
その顔はハルモニには見えない。
チャンミン『確認したくて。』
手を出すお前。
チャンミン『早く出せよ！携帯！』
言われた通り出した。
チャンミン『へえ、一応消去したんだ。番号もアドレスも履歴も(笑)』
Aの番号やメアドが残っていないか俺の携帯をチェックしていくチャンミン。
退院する前、Aのことを忘れると決めた。
Aと交わしたメールも含めすべて消した。
まだ番号もアドレスも俺の頭の中に入っているけど…
チャンミン『まあいい。お前の誠意だけ受け取っておくよ。ま、どのみち、番号もアドレスも変えさせるつもりだし。』
俺のシャツの胸ポケットに携帯をつっ込んだ。
キュヒョン『あいつを責めないでくれ。悪いのは俺だから…』
チャンミン『そんなことわかってるよ！お前に言われなくても。てか、ムカつく。Aにはお前を責めるなって言われるし、お前にはAを責めるなって言われる。心外だな。悪いのはすべて僕？僕が二人に何かした？僕がいない間に二人でどうにかなっちゃったクセに、恋人の僕は親友のお前を怒る権利もなし？』
眉を下げ首を傾げるお前。
けど俺はそんなお前に何も言い返せなかった…
ラッキーアイテム
革ベルト
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チョロロン(プロフ) - いい結末でした！途中どうしようってつらすぎたけどエピローグですべてスーッと落ち着きました＾＾ (2012年12月25日 18時) (
レス) id: b9a5ffbb4e (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - チャミもギュも大好きだけど、やっぱりbubuさんの世界では私とチャンミンの夫婦が王道であって欲しい気がします＾＾素敵なエンディングで、なんだかホッ・・・ (2012年12月25日 17時) (レス) id: 2956cc5738 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり♪(プロフ) - こちらこそ(焦)書き上げて下さり本当にありがとうございます^^！KRYのｸﾘｽﾏｽsongは聞けませんでしたが、身近ないつもの面々のお話が読めて、ほのぼの、ほっこりｸﾘｽﾏｽになりました^^年賀状も終わったので、大掃除したいな〜←なんて、重い腰^^ (2012年12月25日 17時) (携帯から) (レス) id: eb66ac2e50 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり♪(プロフ) - ああ、よかった〜(涙)まさかの・・・でも、すごくよい結末だったと思います^^ただｷﾞｭがどさくさに紛れて・・・あ〜あ。でも幸せならよいですね^^♪迷いながらも、一緒に、入ってはいけない闇を体験できたみたいで、読めてよかったです♪ありがとうございました^^ (2012年12月25日 15時) (携帯から) (レス) id: eb66ac2e50 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - ひかり♪さん» ありがとうございます♪これでひとまず終わりました。最後まで読んで行ってね＾＾ (2012年12月25日 14時) (レス) id: b674940e8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bubu | 作成日時：2012年7月13日 11時
