奥手女子 -KH side- ページ9
___こんなはずじゃなかったのに。
気が付けば俺は寒空の下。
コートを羽織り、虚しく車に乗り込む。
俺、絶対嫌われたよな…。
どんどん後悔が押し寄せてくる。
彼女に出会った瞬間から。
俺は、この人を放っとくわけにはいかないなと思った。
KH｢ねえ、あの新入りさんさ…さっきから携帯気にしてるけど彼氏でもいんのかな？(笑)｣
｢いや…むしろ男が苦手だから手加減しろってチーフが言ってましたけど…。｣
KH｢ふ〜ん。｣
メイク中、同じ現場のスタッフさんに聞き込み開始。
少しでも情報を掴みたくて。
携帯気にしてるなんて大嘘ついて
ごめんね、Aさん。
だから、Aさんと一緒に帰ることになったときは
思いっきり心の奥底でガッツポーズだった俺。←
でも家になんとか上がれたのはいいものの…
かなり怒らせてしまって。
それでもコーヒーを出してくれた彼女。
本当はコーヒーなんてどうでもよかった。
ただ彼女のことが知りたくて…。
でも急ぎすぎた。
我慢できるだろうと油断していた俺がバカだったんだ。
彼女の赤い唇を見たら、もう………
__________________
｢あああああああ！｣
さっきのことを思い出して、頭をかきむしる。
男が苦手だって聞いてたのにどうして……
止められなかった自分に腹が立つ。
俺、本当にバカだ…。←
もういっそ、
彼女のことも今日のことも
すべて忘れて消し去ってしまおうかとも思った。
でも悔しいことに
彼女の
綺麗な声、細い指、俺が奪った柔らかい唇
全部、身体に焼き付いていた。
それにあんな態度とられたら
意地でも振り向かせたいって思うのが男ってやつで。
俺もその一人。
でもこのままじゃ…
俺の
"Aさん奪取大作戦"
の、この素晴らしい計画が全部水の泡だ。←
｢これからどうしようか……｣
気付けば独り言。
こんなにも俺の頭の中をぐちゃぐちゃにかき乱す彼女が
憎くも愛しくて。
彼女はあれだ。
いわゆる"奥手女子"だ。←
ヌナのはずなのに、なぜか放っておけない
どこかあどけなさがある。
そんなところも彼女の魅力かもしれない。
そんなことも思いつつ、
俺はある場所へ向かった。
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ぴーまん(プロフ) - Halukaさん» 乞うご期待です！笑 ありがとうございます(/ _ ; ) (2015年3月15日 9時) (
レス) id: 8237cfdb24 (このIDを非表示/違反報告)
Haluka(プロフ) - ぴーまんさん» 楽しみです〜(●´ω｀●)ゞ頑張ってください！！ (2015年3月14日 17時) (レス) id: 5c0884b0e1 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーまん(プロフ) - Halukaさん» 嬉しいです〜！；＿； もっと面白く&キュンキュンさせられるような作品を作っていきたいと思います！笑 励みになるコメントありがとうございました(つД`)ノ (2015年3月14日 17時) (レス) id: 8237cfdb24 (このIDを非表示/違反報告)
Haluka(プロフ) - やばいです///面白い!!!(＊＾＿＾＊) (2015年3月14日 15時) (レス) id: 5c0884b0e1 (このIDを非表示/違反報告)
sjlav13(プロフ) - ぴーまんさん» 力になるならたくさんコメントします(笑)他の作品も拝見させていただきます!! (2015年2月17日 21時) (レス) id: f24e293af1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴーまん | 作成日時：2015年2月3日 0時
