怖い ページ7
最初は、触れただけ。
でも私の頭は
真っ白で。
キュヒョンさんはすぐに唇を離した。
見つめ合うこの瞬間。
何をどうしたらいいのか分からなくて固まるっていると。
またすぐ唇を奪われる。
最初のあのキスとは比べものにならないくらい
どんどん深くなっていって。
入ってくる彼の舌。
私は当然、抵抗しても効かなくてされるがまま。
……怖い
やだ、誰か助けて…
どんなにそう心の中で願っても、彼には届かなくて。
｢……っ！やめて…！！｣
最後の力を振り絞ってキュヒョンさんを思いっきり押し返す。
ガッシャーン
彼がテーブルにぶつかった衝撃で
大きな音を立てて砕け散ったピンク色のマグカップ。
遠くでびっくりしたようすのキュヒョンさん。
KH｢…あ…の｣
何が起きてるんだか自分でも分からなくて。
気付いたら大粒の涙がぽろぽろとこぼれていた。
KH｢…すいません…｣
キュヒョンさんが割れたマグカップを片付けようとしゃがみこむ。
｢………てください｣
KH｢…え？｣
｢…出てってください。｣
KH｢……｣
｢もうお願いですから…！｣
ソファーの横にあったバッグとコートを彼に押し付けて。
無理矢理、追い出した。
パタン
玄関に倒れ込んで思いきり泣き崩れた。
どれだけ泣いてたかは覚えてない。
無惨に、粉々に割れた
マグカップを
たったひとり。
静かに片付ける。
｢…割れちゃった…。｣
憎いことに
さっき急いだせいで、何も考えずに彼に出したマグカップは
私の一番お気に入りのマグカップだった。
今気付いたなんて……。
少しでも油断して家に上げた私がバカだったんだ。
あの時、躊躇しないで断ってたらこんな思いしなくて済んだのに…。
後になって後悔が押し寄せてくる。
でも不思議なことに。
こんなに嫌な思いをさせられた彼の
甘い声、綺麗な手、唇の感触。
すべて私の身体が覚えてしまって。
憎くて怖くて嫌いなはずなのに。
思い出すのは、彼のあの申し訳なさそうな顔。
この感覚は……
一体なんなの？
気づけば私はユイに電話をかけていた。
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ぴーまん(プロフ) - Halukaさん» 乞うご期待です！笑 ありがとうございます(/ _ ; ) (2015年3月15日 9時) (
レス) id: 8237cfdb24 (このIDを非表示/違反報告)
Haluka(プロフ) - ぴーまんさん» 楽しみです〜(●´ω｀●)ゞ頑張ってください！！ (2015年3月14日 17時) (レス) id: 5c0884b0e1 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーまん(プロフ) - Halukaさん» 嬉しいです〜！；＿； もっと面白く&キュンキュンさせられるような作品を作っていきたいと思います！笑 励みになるコメントありがとうございました(つД`)ノ (2015年3月14日 17時) (レス) id: 8237cfdb24 (このIDを非表示/違反報告)
Haluka(プロフ) - やばいです///面白い!!!(＊＾＿＾＊) (2015年3月14日 15時) (レス) id: 5c0884b0e1 (このIDを非表示/違反報告)
sjlav13(プロフ) - ぴーまんさん» 力になるならたくさんコメントします(笑)他の作品も拝見させていただきます!! (2015年2月17日 21時) (レス) id: f24e293af1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴーまん | 作成日時：2015年2月3日 0時
