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キス ページ6

「ちょっと!」


キュヒョンさんがこちらを向く。


「あなたさっきから何なんですか?礼儀というものがないんですか?あなたが今してることは立派な不法侵入です!出てってください!!」



…………言い切った。

もう本当になんなの…。

薄暗い玄関で。
キュヒョンさんの顔もろくに見れないけど。
私の怒鳴り声だけがこだまする。



KH「そんなに…怒らないでください(笑)落ち着いて?」


は?私から落ち着きを奪ったのはどこのどいつだ!


「あの…怒る怒らないの問題じゃなくてただ……」

言いかけた瞬間、彼の顔がくいっと私の顔に近付いて。
甘い声で囁いた。


KH「喉乾いた。コーヒー飲んだらすぐ帰るから。」

キュヒョンさんの目を見ると
訴えかけるような目をしていて。

もうこの人何言っても無駄。
コーヒーさっさと飲ました方が手っ取り早い。


「……約束ですよ。」

無愛想に言い放ったけど、またキュヒョンさんの吐息を間近で感じることにもドキドキして。
あーもうほんと。
何なんだよ…。



「本当に飲んだらすぐ帰ってください。」

KH「はい。」


ソファーに座ってもらって。
一刻も早く帰ってほしいから
私はコートを着たまま
雑すぎるくらい急いでコーヒーを淹れた。
マグカップもそこらへんにあったのでいいや。


「…急いだので美味しくなかったらごめんなさい…。」

キョロキョロしながら待ってる彼のもとへ。


KH「いや、俺がいけないから、いいの。」

何だ。
普通に人間的な礼儀は知ってるんじゃん。

これでもし不味いとか言われたらぶん殴ろうかと思ったのに。

意外にも憎き彼が素直だからちょっと許しちゃおうかなーなんて気持ちが芽生えちゃう。


部屋はしんとして。
私はただコーヒーを黙って飲むキュヒョンさんとマグカップを見つめる。




しばらくしたらキュヒョンさんが、
マグカップをテーブルにかたんと置いたから。
マグカップの中を覗くと空っぽで。


「もう…飲みましたね。」

KH「そうですね。」

「じゃあお約束通り…。」

マグカップを片付けようと、キュヒョンさんに近づく。

でもなかなか反応がない。



「キュヒョン…さん…?」

顔を覗き込んで。

肩を、人差し指で
ツンとつつく。




その時。


「A。」


大きな手で頬を包まれ。



優しく



唇と唇が触れた。

怖い→←信じらんない



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設定タグ:キュヒョン , SUPERJUNIOR , superjunior   
作品ジャンル:恋愛
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ぴーまん(プロフ) - Halukaさん» 乞うご期待です!笑 ありがとうございます(/ _ ; ) (2015年3月15日 9時) (レス) id: 8237cfdb24 (このIDを非表示/違反報告)
Haluka(プロフ) - ぴーまんさん» 楽しみです〜(●´ω`●)ゞ頑張ってください!! (2015年3月14日 17時) (レス) id: 5c0884b0e1 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーまん(プロフ) - Halukaさん» 嬉しいです〜!;_; もっと面白く&キュンキュンさせられるような作品を作っていきたいと思います!笑 励みになるコメントありがとうございました(つД`)ノ (2015年3月14日 17時) (レス) id: 8237cfdb24 (このIDを非表示/違反報告)
Haluka(プロフ) - やばいです///面白い!!!(*^_^*) (2015年3月14日 15時) (レス) id: 5c0884b0e1 (このIDを非表示/違反報告)
sjlav13(プロフ) - ぴーまんさん» 力になるならたくさんコメントします(笑)他の作品も拝見させていただきます!! (2015年2月17日 21時) (レス) id: f24e293af1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴーまん | 作成日時:2015年2月3日 0時

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