最後？ ページ24
KH「.....A！」
私のもとへ駆け寄ってくる大好きな人。
あぁ...涙が出そう。
でもきっとキュヒョンさんを驚かせちゃう。
そう思って私は必死に堪えた。
彼は何か言いたげな顔で
私の前に立つ。
KH「部屋、入れて。」
ちょっと怒ってるみたいで。
私は彼の言う通り、これから何を言われるのかビクビクしながら
鍵を取り出し、中に入る。
ドアが閉まった瞬間。
キュヒョンさんの表情を見る隙もなく
きつくきつく抱き締められた。
...またこうして、彼の胸の中にいられる時間が来るなんて。
今日が最後だと思っていた私にとっては
すべてが恋しくて。
KH「...心配かけんなよ。」
「.....」
KH「何で飲み会来なかったの？」
キュヒョンさんが抱き締めながら
私に問いかける。
ぎゅうって、今にも音が鳴りそうなくらい強い。
「...ちょっと用があっただけなの。キュヒョンさん飲み会は？いいの？」
慎重に慎重に言葉を選ぶ。
KH「Aいなかったから心配で、抜け出してきた。チーフに聞いたら、元気なさそうだったとか言ってるし、家行っても留守だし。本当に心配した...。」
彼がさらに強く抱き締める。
私はやっと、彼の背中に手を回す。
本当は、用なんてなかった。
ただキュヒョンさんが、離れていってしまうのをこれ以上見るのはつらくて。
私のこんな自分勝手な理由で
彼を心配させてしまった。
こんな私を心配してくれた彼が
本当に愛しくて。
そして申し訳なくて。
ずっと堪えてきた涙が
ここに来てぶわっと溢れ出た。
でもバレないように、そっと手で拭って。
「...本当はね、」
こんなのズルいって分かってるけど。
これが最後なら、もうぐちゃぐちゃだっていいから
彼に思ってることすべてを伝えなきゃ
後悔する気がして。
気付けば口を開いていた。
「キュヒョンさんが遠くに行っちゃいそうで、嫌だったの。綺麗な女の子たちに囲まれてるのを見るたびに、私なんかじゃ...って思えてきて。
キュヒョンさんは私のモノなんかじゃないのにそう思っちゃう自分が嫌だったから、だから飲み会にも行かなかったの。ごめんなさい。」
しばらくして
溜息をつく彼。
KH「A。」
「...？」
「なんでAってそんなにバカなの。」
「え...？」
KH「俺も俺で、Aがなかなか気付いてくれなくてつらかった。」
私の身体を離して。
見つめ合う。
KH「俺が本当に幸せにしたい人は、Aだけだよ。」
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ぴーまん(プロフ) - Halukaさん» 乞うご期待です！笑 ありがとうございます(/ _ ; ) (2015年3月15日 9時) (
レス) id: 8237cfdb24 (このIDを非表示/違反報告)
Haluka(プロフ) - ぴーまんさん» 楽しみです〜(●´ω｀●)ゞ頑張ってください！！ (2015年3月14日 17時) (レス) id: 5c0884b0e1 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーまん(プロフ) - Halukaさん» 嬉しいです〜！；＿； もっと面白く&キュンキュンさせられるような作品を作っていきたいと思います！笑 励みになるコメントありがとうございました(つД`)ノ (2015年3月14日 17時) (レス) id: 8237cfdb24 (このIDを非表示/違反報告)
Haluka(プロフ) - やばいです///面白い!!!(＊＾＿＾＊) (2015年3月14日 15時) (レス) id: 5c0884b0e1 (このIDを非表示/違反報告)
sjlav13(プロフ) - ぴーまんさん» 力になるならたくさんコメントします(笑)他の作品も拝見させていただきます!! (2015年2月17日 21時) (レス) id: f24e293af1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴーまん | 作成日時：2015年2月3日 0時
