検索窓
今日:15 hit、昨日:0 hit、合計:148,010 hit

2度目の ページ20

あぁ...

私、今キュヒョンさんに


キスされてる。

でもなぜか前みたいに、嫌だとか怖いだとか
そんなこと全然思わなくて。

むしろ、この時間すべてを
永遠に閉じ込めておきたいと思った。


名残惜しくも、彼の唇は私の唇から離れていって。



しばらく何も喋らないまま。
見つめ合って。

私はキュヒョンさんの両手を握りしめていたことに
今さら気づく。
キスされてる間もずっと握ってたの?
やだ...恥ずかしい。


私が手を離そうとすると
引き止めるように、今度はきつく抱き締められた。

キュヒョンさんの胸に私の顔。
私の頭にキュヒョンさんの顔。

彼のいい匂いが私を包み込んで。


KH「プレゼント...ありがとう。」

「う、うん。」


真上で響く甘い声と
真横から響く彼の心臓の音。



KH「...A、その人のこと好きなの?」

「...え?」


そうだよ。
キュヒョンさんが好きなの。

...なんて言えるはずない。
口まで出かかったその言葉をひっそりと胸の奥にしまう。


「...うん。結ばれる可能性は少ないんだけどね(笑)」

気付かれないように明るく言ってみるけど
口からは小さな溜め息が出た。


大好きな人の胸の中で、こんな気持ちになるなんて
だめだよね...
分かってはいるんだけど。


KH「何でそう思うの?本人に聞いたの?」

「聞けないけど...。何となく無理な気がするの、私には。」


キュヒョンさんには、私みたいな女は物足りないんだと思う。
彼は私を幸せにしてくれるけど
きっと私は彼を幸せには出来ない。



「キュヒョンさんは?」


この空気が嫌ですぐに彼の方へ話を持っていく。


KH「俺は...」

キュヒョンさんに想われてる人が羨ましい。

私はこうやって
彼の腕の中で、ただただ好きっていう想いを胸に潜めて
終わっていくの...?


KH「その人は、本当に。本気なんだ。」

あなたは本気じゃないって
遠回しに言われてる気がして。

KH「幸せにしたい、ずっと一緒にいたいって、そう思わせる天使みたいで。
でも俺の頭とか理性をぐちゃぐちゃにしてくる悪魔みたいな...そんな人かな?」


天使と悪魔って、まさにキュヒョンさん。


「私の好きな人も、そんな感じ(笑)」


キュヒョンさんの好きな人と、キュヒョンさんが似ていたって
何も嬉しくなんてないのに。

こんなにつらかったら、笑うしかない。



さっきまでドキドキだった胸の高鳴りが

だんだんと胸の痛みに変わっていた時。

忘れた頃に



また、2度目のキスが降ってきた。

憎いそいつ -KH side-→←キミからの -KH side-



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (128 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
349人がお気に入り
設定タグ:キュヒョン , SUPERJUNIOR , superjunior   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぴーまん(プロフ) - Halukaさん» 乞うご期待です!笑 ありがとうございます(/ _ ; ) (2015年3月15日 9時) (レス) id: 8237cfdb24 (このIDを非表示/違反報告)
Haluka(プロフ) - ぴーまんさん» 楽しみです〜(●´ω`●)ゞ頑張ってください!! (2015年3月14日 17時) (レス) id: 5c0884b0e1 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーまん(プロフ) - Halukaさん» 嬉しいです〜!;_; もっと面白く&キュンキュンさせられるような作品を作っていきたいと思います!笑 励みになるコメントありがとうございました(つД`)ノ (2015年3月14日 17時) (レス) id: 8237cfdb24 (このIDを非表示/違反報告)
Haluka(プロフ) - やばいです///面白い!!!(*^_^*) (2015年3月14日 15時) (レス) id: 5c0884b0e1 (このIDを非表示/違反報告)
sjlav13(プロフ) - ぴーまんさん» 力になるならたくさんコメントします(笑)他の作品も拝見させていただきます!! (2015年2月17日 21時) (レス) id: f24e293af1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぴーまん | 作成日時:2015年2月3日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。