キミからの -KH side- ページ19
2月3日。
そう、今日は俺の誕生日であり
Aに久しぶりに会える日。
Aに会う前に、スタッフさんやマネージャーからもおめでとうと言ってもらえて
...まあ嫌ではないな←
でも俺が一番祝ってもらいたいのは
控え室の隅っこで
プレゼントを沢山貰った俺と
そんな俺を囲む女の子たちを
じっと見つめてる.....
A、キミだよ。←
プレゼントを掲げてAにさり気なく見せてみるけど
少し頬を膨らませて、ぷいっと視線を逸らされた。
久しぶりに会えたのにな...
怒っちゃったかな?
____________________
そして
今、俺はAの家に
ふたりきり。
寂しそうに誰も居ない車をのぞく彼女。
ふたりきりで、と囁くと顔を真っ赤に染める彼女。
俺がプレゼントしたマグカップを恥ずかしそうに出す彼女。
今すぐ抱きしめたい。
寂しかった?と聞くと
うん、と素直に返事して。
俺もAに会えなくて寂しかったんだよ。
やっぱりあのアピールは効いたのかな?
Aが改まって、おめでとうと言ってくれて。
好きな人に誕生日を祝ってもらうことがこんなにも幸せだなんて
初めて知った。
欲しいものは?と聞かれ、
躊躇いは充分あった。
けど...
「Aからのキス。」
気づいたら口走っていて。
それを聞いた彼女は
放心状態に陥っていた。←
うわー言っちゃったよ俺、調子乗りすぎた。
Aにもし無理だと言われても
俺は絶対に諦めない。
そう伝えると、驚きを隠せない感じ。
するって言ったら?なんて聞いてくる彼女。
何なの?襲われたいの?←
Aからキスされたら俺...
抱き締めてキスする程度で我慢出来るのかな←
洗い物をし出す彼女を見つめながらそんなことを考えてみる。
こんなに5分が長く感じたことはない。
でも何でだろう...。
なかなかキスしないA。
もしかしたらキスしてくれない可能性だって充分ある。
なのに目を瞑って
落ち着いてAの吐息を感じることが出来たのは
心のどこかで
"Aは必ずキスする"って
俺の中で自信があったのかもしれない。
気付けば
あの日感じた彼女の唇の感触。
たった一瞬だったけど...
俺、Aにキス...されたんだ。
恥ずかしげに後ろを向いている彼女を
そっと包み込んで。
耳もとで囁くと、また顔を赤くして。
俺からもキスをしていいと、頷く彼女。
とても嬉しかった。
何だかAが、俺をやっと受け入れてくれたみたいだった。
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ぴーまん(プロフ) - Halukaさん» 乞うご期待です!笑 ありがとうございます(/ _ ; ) (2015年3月15日 9時) (レス) id: 8237cfdb24 (このIDを非表示/違反報告)
Haluka(プロフ) - ぴーまんさん» 楽しみです〜(●´ω`●)ゞ頑張ってください!! (2015年3月14日 17時) (レス) id: 5c0884b0e1 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーまん(プロフ) - Halukaさん» 嬉しいです〜!;_; もっと面白く&キュンキュンさせられるような作品を作っていきたいと思います!笑 励みになるコメントありがとうございました(つД`)ノ (2015年3月14日 17時) (レス) id: 8237cfdb24 (このIDを非表示/違反報告)
Haluka(プロフ) - やばいです///面白い!!!(*^_^*) (2015年3月14日 15時) (レス) id: 5c0884b0e1 (このIDを非表示/違反報告)
sjlav13(プロフ) - ぴーまんさん» 力になるならたくさんコメントします(笑)他の作品も拝見させていただきます!! (2015年2月17日 21時) (レス) id: f24e293af1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴーまん | 作成日時:2015年2月3日 0時