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欲しいもの ページ16

KH「使ってくれてる。」

「…うん。」


いやー…
どきどき。

部屋では、もちろんキュヒョンさんの甘い声と私の声しか響かなくて。



KH「寂しかった?」

「……うん。」


…だって本当なんだもん。


KH「今日素直だね、A。」

また頭ぽんぽん。
もう…どきどきしすぎてだめかも。


「さっ!冷めちゃうから、早く飲んで?」

この雰囲気に耐えられなくて、コーヒーを早く飲むように促す。

KH「うん。」

キュヒョンさんがちょっと笑って。

お願いだから、分かってほしいな…。
素直になれないだけ。
本当はキュヒョンさんの言葉ひとつひとつが嬉しくて、心臓が保たないほどなのに…。



「あ、そうだ。」

KH「…?」

ブルーのカップでコーヒーを飲む彼。
私はピンクのカップを一旦置いて。
キュヒョンさんの方に向き直して、改まって。

キュヒョンさんもカップを置いた。


「…お誕生日、おめでとうございます。」

KH「え…」

キュヒョンさん、びっくりしてる。
怒ってはなさそうで良かった。


「その…ごめんなさい。さっき知ったから何も用意してなくて。誕生日も知らないなんて、本当に…」

何も言わないけど。
優しい笑顔で、私の言うことを大事そうに聞き取ってくれるキュヒョンさん。



「…何か欲しいものある?あんまり高いのは無理だけど…」

KH「欲しいものかぁ…」

キュヒョンさんが何かを思い浮かべてるみたいな顔をして。

大切な人の誕生日を祝えるって、こんなにも幸せなことなんだ。



KH「何でもいいの?」

「うん…私に買えそうなものだったら。」

KH「…じゃあ大丈夫だ。」

なぜかニヤニヤしてる彼。



「何にする?決めた?」

KH「うん!」

コーヒーを飲みほす彼。



「え〜、でもさ、待って。それっていくらくらい?」

KH「いくらか知りたい?」

「うん。」

KH「………タダ。」

「…え!」


何それ…
めちゃくちゃ予想外。

キュヒョンさんって意外に安上がりなのね。←


「でも誕生日プレゼントがタダっていうのもちょっと…」


すると、キュヒョンさんが私の瞳をまっすぐ見つめて。


KH「でもそれが、今一番欲しいものだから。」

そんなに欲しいものって何だろう。



「うん…分かった。教えて?」









KH「Aからのキス。」

決断のとき→←ふたりきりで



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設定タグ:キュヒョン , SUPERJUNIOR , superjunior   
作品ジャンル:恋愛
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ぴーまん(プロフ) - Halukaさん» 乞うご期待です!笑 ありがとうございます(/ _ ; ) (2015年3月15日 9時) (レス) id: 8237cfdb24 (このIDを非表示/違反報告)
Haluka(プロフ) - ぴーまんさん» 楽しみです〜(●´ω`●)ゞ頑張ってください!! (2015年3月14日 17時) (レス) id: 5c0884b0e1 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーまん(プロフ) - Halukaさん» 嬉しいです〜!;_; もっと面白く&キュンキュンさせられるような作品を作っていきたいと思います!笑 励みになるコメントありがとうございました(つД`)ノ (2015年3月14日 17時) (レス) id: 8237cfdb24 (このIDを非表示/違反報告)
Haluka(プロフ) - やばいです///面白い!!!(*^_^*) (2015年3月14日 15時) (レス) id: 5c0884b0e1 (このIDを非表示/違反報告)
sjlav13(プロフ) - ぴーまんさん» 力になるならたくさんコメントします(笑)他の作品も拝見させていただきます!! (2015年2月17日 21時) (レス) id: f24e293af1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴーまん | 作成日時:2015年2月3日 0時

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