検索窓
今日:18 hit、昨日:0 hit、合計:148,013 hit

ハニートラップ第一弾 ページ12

「でもこれ…何でふたつ?」


すると彼は私の目を見ず
少しぶっきらぼうに


KH「…俺が、来たとき用。」


また来るの?



じゃなくて、



また来てくれるの?

って。
胸が高鳴ったのはきっと気のせい。

でも素直になれないのが私の可愛くない性格。



「…だって、だってキュヒョンさん彼女とか…い、いないの?」


これで、いるって言われたら

私はどんな顔をすればいいのかな?
自分の気持ちもろくに分からないくせに、つい先走ったことを聞いてしまう。


なかなか答えてくれないキュヒョンさん。

すぐ答えてくれなきゃ
不安になっちゃうじゃん…




「…あ!私、変なこと聞いちゃいましたよね、すいませ…」

KH「いない。」

私の言葉を遮るかのように。


KH「いたらこんなことしませんよ。」


なんでだろう。
不覚にも安心してる自分がいて。



KH「でも、この人が彼女だったら…毎日幸せだろうなって考える人はいます。」

「……そう、ですか…。」


彼の言葉に一喜一憂する。
自分らしくない。

こう一緒にいると
知りたくないことも知れちゃうんだ…。
こんな気持ちになったのは何年ぶりかな?




KH「今日は、これ渡したかっただけ。」

「ありがとう…」

KH「ん。じゃあ…」


コートを着始める姿を見て

もう帰っちゃうの、と思ってしまった自分が憎い。



KH「あ、また見とれてる。」

「…うん。」

否定出来ない。


KH「…じゃ、俺だけ見てて。」


本当に年下なのかってくらいの色気でそんなこと言われたら

私は顔を赤らめるくらいしか出来なくなる。




王子様みたいな彼を玄関まで送る。

靴を履いた彼と向かい合って。


私の目線が彼の胸。
見上げると、こんなにも可愛い笑顔があるなんて。
今、やっと気付いた。


再び沈黙の時間。



KH「…Aヌナ」

思わず、ふふっと笑ってしまう。
こんなにも愛しい"ヌナ呼び"があったなんて。



油断していたら


あっという間に、いいにおいのする彼の胸の中。



「…何もしないって言ったじゃないですか…」


本当はこの瞬間が永遠になってほしいくらい。






KH「Aがいけない。」


どうやらヌナ呼びは気まぐれだったみたいだけど。



耳元で響く甘い声。

私の心臓はずっとうるさく鳴り続けていた。

キミのせいだよ -KH side-→←ゆっくり



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (128 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
349人がお気に入り
設定タグ:キュヒョン , SUPERJUNIOR , superjunior   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぴーまん(プロフ) - Halukaさん» 乞うご期待です!笑 ありがとうございます(/ _ ; ) (2015年3月15日 9時) (レス) id: 8237cfdb24 (このIDを非表示/違反報告)
Haluka(プロフ) - ぴーまんさん» 楽しみです〜(●´ω`●)ゞ頑張ってください!! (2015年3月14日 17時) (レス) id: 5c0884b0e1 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーまん(プロフ) - Halukaさん» 嬉しいです〜!;_; もっと面白く&キュンキュンさせられるような作品を作っていきたいと思います!笑 励みになるコメントありがとうございました(つД`)ノ (2015年3月14日 17時) (レス) id: 8237cfdb24 (このIDを非表示/違反報告)
Haluka(プロフ) - やばいです///面白い!!!(*^_^*) (2015年3月14日 15時) (レス) id: 5c0884b0e1 (このIDを非表示/違反報告)
sjlav13(プロフ) - ぴーまんさん» 力になるならたくさんコメントします(笑)他の作品も拝見させていただきます!! (2015年2月17日 21時) (レス) id: f24e293af1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぴーまん | 作成日時:2015年2月3日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。