8 fin ページ43
「Aちゃん、冗談でしょ？」
「冗談なんかじゃないよ。チャニョルくんって本当に顔だけなの？ここまで言って、まだわからない？私、ギョンスが好きなの」
「は？…っち、それなら最初から言えよ！俺別に女に困ってねーから！」
そう吐き捨てて
すたすたと大学を出ていったチャニョルくん。
「…A？」
「ギョンス、ごめんね。嫌な思いさせちゃったよね」
「ううん。今Aの好きって言葉で舞い上がってるところだから」
「…あ」
勢いで言ってしまったんだ。
でも、それにしては舞い上がってるようには見えない。
だって、真顔なんだもん(←)
「A、さっきの、本当？」
「…うん、私、ギョンスが好きだって気づいた」
「はあ、よかった…間に合った…」
「え？」
なに？間に合ったって。
「チャニョルがAに告白するって噂が流れてきたんだ。チャニョルって女にだらしないじゃん？」
「そうだね。知らなかったけど」
「でしょ？だからさ、告白されたらAが付き合っちゃうって思って、どうにかして阻止したかった。僕のほうが、ずっとAのことを好きだから」
「ギョンス…」
「だから、Aが僕を意識するように、行動してた。ちゃんと、結果になったでしょ？」
「…うん(笑)」
「返事、今聞かせて」
「好きだよ、ギョンスが。私でよければ、よろしくお願いします」
駅までの帰り道、
初めてギョンスと手をつないだ。
突然告白されたことは、
今までなかったことじゃないけど
作戦にまんまと乗せられてしまったことは初めてだ。
同じ恋でも、始まり方は全然違うみたい。
“恋の始まりは似て非なり”
こんな恋の始まり方も、アリ。
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にょんす(プロフ) - nagiさん» こっちにもコメントありがとう〜〜！レイさんね、春にぴったりだと思って浮かんできたお話、全部レイさんに当てちゃった(笑)読んでくれてありがとうー！ (2015年9月19日 18時) (
レス) id: b1b7c5ee4d (このIDを非表示/違反報告)
nagi(プロフ) - にょんすさん！！もう、とってもいい(T_T)！イーシンさん贔屓バンザイです！ほんわかほのぼの時々狂愛イーシンさん最高です！他メンちゃんも勿論最高なんですが！朝っぱらからたくさん読ませて頂きました！ごちそうさまです♪次は秋編…(｀ω´)ぐふふ。 (2015年9月15日 9時) (レス) id: 48c1d59279 (このIDを非表示/違反報告)
にょんす(プロフ) - k-byさん» コメントありがとうございます！わー！まさかの同志ですねー(笑)私定期的にぎょんちゃんにデレるんで、またどこかの章でひょっこり出るかもしれません(笑) (2015年8月15日 22時) (レス) id: ef5af745f7 (このIDを非表示/違反報告)
にょんす(プロフ) - すうこさん» コメントありがとうございます！このぼやぼやした感じ、春ってテーマにぴったりだと思ったんです(笑)あらすじ了解しましたー！ (2015年8月15日 22時) (レス) id: ef5af745f7 (このIDを非表示/違反報告)
k-by(プロフ) - 私も、今まさにドディオデレ期なんです！なので、この小説読んでたら、ほっこりしました :))) (2015年8月13日 23時) (レス) id: d7df33a46b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にょんす
| 作成日時：2015年8月1日 0時
