3 fin ページ28
渡されたスケッチブックをめくると
やっぱりどれも素敵で感動する。
躍動感とか、伝わってくるし
その景色に対する想像力が働く。
「この、左下にあるDOって？」
「あ、僕ド・ギョンスって言うんです」
「だからDO？あは、面白いですね」
普通、こういうのって自分の名前の方の一文字を取って書く人が多いのに
ギョンスさんは変わってるなぁ。
というか、安易だなぁ(←)
「あなたのお名前も聞いていいですか？」
「私はチョン・Aって言います」
「Aさんは、サンドイッチが好きなんですよね？」
「あ、見られてましたか？」
「Aさんが僕を見てたように、僕もAさんのこと盗み見してましたから」
ふふ、と口をハートにさせて笑う彼は
目もくりくりで、見れば見るほど可愛らしい顔立ちをしている。
この感情は、やばい…
「僕、ミンソクさんにAさんのこと聞いてて、勝手に顔見知りになってたんです」
「あはは、ミンソクさん、変なこと言ってないといいですけど(笑)」
「Aちゃんはいい子だから安心して好きになりな…って、あ…」
みるみる顔が赤くなっていくギョンスさん。
つられて私の顔も赤くなっていく。
「いや、あの、違く…ない、です」
やっと聞き取れるくらいの小さい声で囁いたギョンスさん。
一瞬で私も彼に落ちてしまった。
可愛いっていう感情を抱いてしまった時からこうなることはもう決定していたんだ。
「今度の日曜日、公園に絵を描きに行くんですけど、良かったら、一緒に行きませんか？」
「…わたしでよければ」
傍から見たら
顔を真っ赤にさせた男女が向かい合ってるっていう滑稽な図だけど
そんな絵も、きっと彼なら
この真っ白なスケッチブックに素敵に描いてくれるんだろうな。
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にょんす(プロフ) - nagiさん» こっちにもコメントありがとう〜〜！レイさんね、春にぴったりだと思って浮かんできたお話、全部レイさんに当てちゃった(笑)読んでくれてありがとうー！ (2015年9月19日 18時) (
レス) id: b1b7c5ee4d (このIDを非表示/違反報告)
nagi(プロフ) - にょんすさん！！もう、とってもいい(T_T)！イーシンさん贔屓バンザイです！ほんわかほのぼの時々狂愛イーシンさん最高です！他メンちゃんも勿論最高なんですが！朝っぱらからたくさん読ませて頂きました！ごちそうさまです♪次は秋編…(｀ω´)ぐふふ。 (2015年9月15日 9時) (レス) id: 48c1d59279 (このIDを非表示/違反報告)
にょんす(プロフ) - k-byさん» コメントありがとうございます！わー！まさかの同志ですねー(笑)私定期的にぎょんちゃんにデレるんで、またどこかの章でひょっこり出るかもしれません(笑) (2015年8月15日 22時) (レス) id: ef5af745f7 (このIDを非表示/違反報告)
にょんす(プロフ) - すうこさん» コメントありがとうございます！このぼやぼやした感じ、春ってテーマにぴったりだと思ったんです(笑)あらすじ了解しましたー！ (2015年8月15日 22時) (レス) id: ef5af745f7 (このIDを非表示/違反報告)
k-by(プロフ) - 私も、今まさにドディオデレ期なんです！なので、この小説読んでたら、ほっこりしました :))) (2015年8月13日 23時) (レス) id: d7df33a46b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にょんす
| 作成日時：2015年8月1日 0時
