【鬼滅の刃】チート姉妹は最凶です【APH】

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｢お兄様…｣

｢兄上…｣

｢俺は元々生きていてはいけないからな。妹たちに会えた今、後悔はないよ｣

分かってないなぁ…お兄様は

｢それなら私も。これ以上、置いて逝かれるのは懲り懲りだから｣

｢菊兄様には悪いけど…生きててはいけないはずの存在なのは僕も同じですし｣

｢お前ら…

ごめんな、こんな風になってしまって｣

｢大丈夫。私たちは兄妹なんだから｣

私たちは笑いあい、私は黒い刀身に桜の模様、お姉ちゃんは白い刀身に赤い日の丸が描かれた刀を構える。

お兄様も手から炎を出す。


｢血鬼術！！｣

｢日ノ本(ひのもと)神楽！！｣

鬼舞辻の血鬼術が発動する前に一気に距離を詰める。

｢日輪(ひのわ)！！｣

｢日の出る国！！｣
｢天を照す神！！｣

爆風により組紐が解け、飛んでいくと同時に紅い炎が刀から噴き出す。

日の光と同じ炎は鬼舞辻を焦がし、私たちの臓器は一気に降りかかる負担に悲鳴を上げる。

｢ッ！！桃、優さん！！｣

ごめん、炭治郎。
禰豆子の誕生日の贈り物選びに行く約束守れないや。


…今までありがとう、菊兄さん

｢ウガァァァァ！！｣

｢いっけぇぇぇぇ！！｣


鬼舞辻の頸を斬ると同時に遠ざかっていく意識。

お姉ちゃんの手を掴もうとした手は空を切り、最期に菊兄さんの叫び声が聞こえた気がした。

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