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夜になり、塀の上で刀に寄りかかって目をつむっているお姉ちゃんのところへ向かう。

「ん…桃?」

「お姉ちゃん、警備代わるよ。
兄さんが心配してる」

「そう…

でも、なんか嫌な予感がする…」

「…!?」

お姉ちゃんの勘は必ず当たる。


…鬼舞辻か。

「っ!!桃、菊兄様をよろしく!!」

「お姉ちゃん!待って、私も行く」

お姉ちゃんは顔を歪め、私の手をほどく。

「そしたら祖国様は誰が守るの…?それに危険だよ、桃は残って。」

「何で?私も零隊だよ。お姉ちゃんが行くなら私も行く」

「桃に死んで欲しくないの!!
お願いだから、ここにいて祖国様を守って」

「ふざけないでよ!!お姉ちゃんも私を置いて逝くの!?
私言ったよね?私はお姉ちゃんとずっと一緒だって。」

お姉ちゃんは諦めたのか溜息をついて頭をガシガシ掻く。

「分かったよ…祖国様は日輪刀持ってるし、上弦くらいなら祖国様の方が強い。

それにここなら藤の花があるから大丈夫。

行くよ、アマテラス」

「仰せのままに、桜神様」

2人で走り出し、元鬼殺隊員と合流する。

「優さん、桃!」

「みんなも気づいたのか…

恐らく鬼舞辻。
…何があっても守れ」

「はい!」

お姉ちゃんが最初に塀に飛びうつり、鞭を振るう。

「神の呼吸 拾ノ型 神送りの風!!」

「桜の呼吸 壱ノ型 枝垂れ桜!!」

チッ…避けられたか。

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ゆり - え!待って、私も桜柱なんだけど❗しかも、桜の呼吸一緒です。頑張ってくださいね。応募しています。 (2021年11月19日 21時) (レス) @page26 id: b7d6d649b3 (このIDを非表示/違反報告)
寒露桜(プロフ) - 九狐神さん» 頑張ってください......!無理だけはしないように......! (2020年5月3日 17時) (レス) id: 4b3ed537f2 (このIDを非表示/違反報告)
九狐神(プロフ) - 寒露桜さん» ありがとうございます!なるべく毎日更新できるよう、頑張りますね! (2020年5月3日 17時) (レス) id: b9aa34a2cc (このIDを非表示/違反報告)
寒露桜(プロフ) - お話の続きが楽しみです......!!次回の投稿待ってます! (2020年5月3日 8時) (レス) id: 4b3ed537f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:九狐神 | 作成日時:2020年4月29日 22時

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