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「…え?」
「?どうしました、冨岡様」
「(屋敷が)デカすぎないか…?」
…確かに産屋敷よりは広いと思うけど、普通じゃない?
「この屋敷内では他にも色々なものを研究していますから。
最近は刀以外の武器や藤よりも強力な毒の開発をしています」
「僕の武器もここで開発されたものなんですよ。
このピアノ線は細さを保ちつつ、僕の体重に耐えられる強度で…」
お姉ちゃんがペラペラと話し出すが、時々専門用語が混じっており、ほとんど何を言っているか分からない。
「優、そろそろ入りましょうか」
「はっ…すみません、祖国様。
ついつい…」
屋敷に入り、お姉ちゃんがクルリとこちらを向く。
「案内は桃に任せます。
僕は新しい呼吸の実践練習を…」
「…(それは)俺も見て良いのか」
「え、えぇ…」
お姉ちゃんはグイグイくる冨岡さんに戸惑っている。
ただでさえ、言葉足らずだからな
「では着がえてくるので、少々お待ちください」
「分かった。俺も(先に)行く」
「ん!?」
「オイ冨岡表出ろ」
「…覚悟はよろしいですか?」
「心外!!」
━━━━━━
この後、冨岡さんの言いたかったことを理解するのに数時間かかった。
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ゆり - え!待って、私も桜柱なんだけど❗しかも、桜の呼吸一緒です。頑張ってくださいね。応募しています。 (2021年11月19日 21時) (レス) @page26 id: b7d6d649b3 (このIDを非表示/違反報告)
寒露桜(プロフ) - 九狐神さん» 頑張ってください......!無理だけはしないように......! (2020年5月3日 17時) (レス) id: 4b3ed537f2 (このIDを非表示/違反報告)
九狐神(プロフ) - 寒露桜さん» ありがとうございます!なるべく毎日更新できるよう、頑張りますね! (2020年5月3日 17時) (レス) id: b9aa34a2cc (このIDを非表示/違反報告)
寒露桜(プロフ) - お話の続きが楽しみです......!!次回の投稿待ってます! (2020年5月3日 8時) (レス) id: 4b3ed537f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:九狐神 | 作成日時:2020年4月29日 22時