S J 訳ありマンネ

グループ愛 ページ21

僕がベランダから部屋に戻るとさっきまでいた人はいなくなり部屋にいた人がリビングに集まっていた。

HＣ「新人、お前が寝る場所はないぞ」

KH「俺なんか半年以上床で寝てたから」

DH「キュヒョンは第一印象最悪だったもん」

そう、この3人。

「僕は帰ります、失礼しました」

僕が頭を下げると、

DH「どこに帰るの？選ばれたら一緒の宿舎のはずだろ？」

興味深いようでドンへさんは僕を見る。

HＣ「ちっ、帰るのかよ」

面白くないとでも言うように呟いたヒチョルさん。

「マネヒョンが部屋を…KH「はあ？部屋が用意されてる？俺のときはなかったのに」

皆一気に話し出すから何も話し出せない。

「あの、ひとついいですか？」

僕は各自しゃべってまとまらない3人に聞いてもらいたいことができた。

HＣ「なんだよ？」

3人は話すことをやめて僕を見た。

「ヒョン達は幸せですね、こんなに沢山の兄弟のような存在とそして自分よりメンバーの事を大切にしている愛しているリーダーがいて。今日皆さんと話していて思いました。こんなにメンバー思いのグループも中々いないって…。そして僕もヒョン達の弟になりたいと思いました。それだけです。失礼しました」

僕はそれだけ言うと3人を残して宿舎を出た。

沢山のグループを見てきた。

確かに皆仲がいいグループばかりだけど
15人という大人数でこれほど仲がいいというのはそれだけお互いを思い刺激しあって生活しているということだ。

そして今日、今まで僕が入ってもいいのかという疑問からこのグループに入りたいという願望に変わった。

僕達が幸せなのは~DHside~→←昔の自分~LTside~

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