Promise you ~Kyuhyun~ (ページ2)

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リョウクが作ってくれた朝ご飯を食べて、僕は今日のオフをどう過ごすか考えていた。

せっかく桜の咲く季節なんだから、その景色を見に行こうか…

僕は何気なくそう思い、着替えを済ませていつもの黒マスク(←)を装着し、宿舎を出た。

車で約30分の距離に桜並木が見える。

駐車場に車を停めて、桜を楽しむ人混みに紛れて僕も綺麗な桜の景色を楽しむ。

風に舞う花弁が踊っているような光景に、僕は清々しい気分になる。

その花弁を追いかけて遊ぶ子どもや、手を繋いで桜並木を歩く恋人たち。

忙しいスケジュールの毎日で、桜をゆっくり見れる暇なんていつもなかったから、それを今満喫出来ている事が何よりも癒された。

心が洗われる気持ちでしばらく桜並木を歩いていると、数メートル先の何気ない光景に目を疑った。

―今朝の夢と同じ人…？―

まさかと思いながら目を凝らして見てみる。

でも間違いではない。

紛れもない、夢に見た彼女が夢と同じ景色で、僕の目の前に立っている。

僕はあまりの驚きで立ち尽くした。

すると、僕に気付いたであろう彼女は、僕の方を向いて微笑んだ。