#02. ページ2
.
「おじゃまします…」
目の前にそびえ立つマンションに案内され、半ば無理やり入らされた。
テレビにソファー、あとは小さな棚くらいしか置いていないシンプルな部屋。
なのに、何でこんなに温かいのだろう。
「あったかい…」
思わず心の声が漏れた。
？「そりゃそうだよ〜。
暖房付けっぱなしにしてるんだから(笑)」
私を拾ってくれた(？)男の人はふにゃふにゃ笑いながらそう答えた。
あったかいって、そういう意味じゃないんだけどね…。
まあ、いいか。
？「あ、そうだ。
まだ名前、言ってなかったよね？
俺は片寄涼太！
君は？」
「…三觜(人1)…」
普段の私なら絶対、見知らぬ人に名前を教えたりしないけど。
この人の人格がそうさせた、みたい。
この家だけじゃなく、この人も、あったかいから。
だから、だ。
涼「(人1)ね！
よろしくっ！」
「…よろしく…？」
よろしくって、まるでこれからもここに居るみたいな言い方。
途切れ途切れにしか話さない私を特に気にする様子もなく、彼はふにゃふにゃ笑っていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 36人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
真希(プロフ) - あまり、こういう系の作品は見たことないので楽しみです。更新待ってます。 (2016年11月6日 19時) (
レス) id: 0dbe461960 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめいろミルクティー - すごく面白いです！更新頑張ってください(≧∇≦)♪楽しみに待ってます♪無理せずに頑張ってください！ (2016年9月10日 22時) (レス) id: e4921dbb5f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：優風 | 作者ホームページ：http://jmw'p@dmtpamtpg.
作成日時：2016年9月4日 18時
