エイト病院で今日も治療中12

胸のしこり(3) ページ35

貴方side



次の日、目を覚ましたら隣に忠義はいなくて、、、


いつもだったらベットでゴロゴロしてるのにって思いながらリビングに行くと、





大「あ、よー寝れた？

丁度朝ごはんできたわ^ ^」


貴「えっ、、、朝ごはん？」


大「そう。Aの好きなホットケーキ焼いてん^ ^

これ食べて、元気出しや〜」




忠義、、、、

いつもより早めに起きて私のためにわざわざ朝ごはん作ってくれたんだ。


私が病院行く前に不安にならないようにって、、、




貴「グスッ、、、忠義、、っ、、

ありがとうっ、本当に。」


大「もう朝起きて早々に泣かんといてや〜笑

ほら、あったかいうちに食べて。」




オシャレにスムージーまで用意してるし。


この後は忠義の病院に行って診てもらうようにしてるから、どうしても不安がつきまとうけど、


せっかくこんな朝食忠義が用意してくれたんだもん。美味しく頂こう。





その後も忠義は、胸のことには触れず、いつも通りの会話。




でも、、、、



大「ほな、行こうか^ ^」


貴「うんっ、、、」


大「大丈夫、大丈夫(撫」




車に乗って忠義の病院まで一緒に行く時間がやってきてしまった。



もし、悪い病気だったら、帰りのこの車は泣いて過ごしてるかなとかばっかり考えてしまう。



最悪のことばっかり考えても仕方ないのに、、、





大「ほら、着いたで。

まだ診療時間前やから、誰もおらんけど笑」


貴「はい、、、」


大「はいって何で敬語？笑

あ、ちょっと一瞬ここで待っといて。」




そう言ってどっかに足早に走っていった後、戻ってきたら白衣姿の忠義。



仕事場に来るのも初めだから、白衣姿なんて新鮮で照れちゃう。



やっぱり忠義カッコよすぎだよっ、、




大「じゃーーん。ちょっとは医者っぽくなったやろ？笑」


貴「ふふっ、何それ。」


大「初めて会った時Aが言うたんやで？

医者になんか見えへん、チャラいって笑」




えー。


そんなこと言ったっけ？笑 覚えてないや。






大「まあ、冗談はこのくらいにして、、

他の患者さん来る前に診察終わらそ！

とりあえず触診してみようか。急がんでえぇからこのベットに上脱いで寝てな。」



貴「んっ、、、うんっ、、、」



大「上脱ぐから肩冷えるかもやけど、室温上げたからもう少ししたらあったかくなるから。」





ふぅっ、、、、やっぱり不安、、だし恥ずかしいなぁ。



でも検査なんて早く終わらせたいし、、

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