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末っ子ふたり ページ30

小山side


Aの弟である奏多から連絡が来たのがいまさっき。Aはまだ来てない。



まー、そろそろ危ない頃だとは思ってたけどやっぱか…。そんなこと思いながら俺はソファの方に目を向ける。



ソファには金髪の末っ子が横になっていて。珍しく赤髪の彼が、頭を撫でていて。



うーん。なんでこう、末っ子コンビは同じような時に体調を崩すのか。誕生日が一緒だから?え、なにほんとは双子だったとかいうオチ?



まぁなんでもいいんだけど。こりゃ今日のリハは厳しいかなぁ…。末っ子2人ともダウンしちゃってるわけだし…。



加藤「小山さん?どーしたよ、眉間にシワよってんぞ。」



うーん、どうしようかなぁ、なんて思ってた時にキーボードを叩いていたシゲが顔を上げて俺に言う。



小山「あぁ、シゲちゃん…。奏多からメールきた。」



これだけで、どうやら彼には伝わったらしい。あぁ、Aも具合悪いんだ?ってソファ見ながら言ったから。



なんでこいつら、こーゆーとこ気が合うんだかなって苦笑いしながら言うシゲ。ほんとにね。



とりあえず手越もなかなかに熱高そうだし、まぁ、まだライブ本番までは時間あるし。



ただまぁ、うちの末っ子たちは本当に頑固というか、自分に厳しいというか、限界を無視するというか…。



つまりその、納得しないんじゃないかなってこと。休もうよって言って、はい分かりました、なんて答えてくれるような子たちではないんだよね。



でも、リーダーとしては、今は休んで欲しいのが本音。さて困った。どうしようか。

・→←いや、もう、風邪。



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RIN29111397(プロフ) - ゼロ 一獲千金ゲーム書いてください (2020年6月1日 7時) (レス) id: 07a6ed2f8b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:SORA | 作成日時:2019年2月10日 19時

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