名前は？ ページ5
重い瞼を開けると、そこは部屋だった。
薬品の匂いがする。
『生きてる…。』
痛む身体を起こして、外に出ようとした。
部屋の扉が開いて…
『…。』え！トナカイ？！
チョ「起きたか！俺はチョッパー！悪魔の実を食べて人間と同じようになったんだ！」
『…。』そうなんだ。私は…私の…名前は。
チョ「何も言わないんじゃ分からないぞ？」
『…。』え、声出してるのに。
…。声が出せていないことが分かった。
ショックすぎて、マスターに棄てられた事が。
私はそこにあった紙を手に取り、言いたいことを書く。
チョ「えええええええええ！声が出ない？！？！」
“私は今声が出せません”
“ここはどこですか？”
“貴方は海賊ですか？”
“助けてくれたのですね”
チョ「皆に説明しないと！皆いいやつなんだ！」
信じれる仲間を紹介するよ！って。
私の手を取り、外に出た。
息をのむほど海がきれいだった。
自由になったのか。っと改めて実感。
これからどうしよう。と考えながら。
チョッパーについていく。
ル「俺はルフィ！よろしくな！この船の船長だ！」
ゾ「俺はゾロ。」
ナ「私はナミ！ここの航海士よ！」
ウ「俺はウソップ！」
サ「俺はサンジここのコックだ。よろしくね」
ロ「ロビンよ、考古学者よ。よろしくね。」
フ「俺はフランキーここの船大工だ！スーパー！」
ブ「ブルックといいます。音楽家を…よろしくお願いします」
チョ「俺はさっき言ったよな！」
声が出ないことを説明してくれた。
紙に書く。
“助けていただきありがとうございます”
“あの、迷惑かもしれないんですが、私をパリュスタ島に連れて行ってもらえませんか？”
“私の故郷なんです。8年前海賊に捕らわれてしまって皆の安否が確認したいのです”
と紙を見せる。
ロビンは青ざめる。
ル「そこは、8年前((((ﾑｺﾞﾑｺﾞ」
ロ「あなたの名前が知りたいわ。教えてくれないかしら？」
“私は名前が分かりません”
“海賊に捕らわれていた時はドールちゃんて呼ばれてました”
ロ「ドールちゃん？」
“私は8年間その海賊の人形となっていました”
ロ「人形って…。抵抗しなかったの？」
“抵抗できませんでした”
“抵抗する感情が分かりません”
人形にするために感情を消されたと説明した。
全部の経緯を説明した。
マスターと呼ばれる海賊に棄てられた事
感情が少しずつ戻ってきたこと。
説明している時に新聞が目に入った。
この写真、私…？
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作者名：暗黒月姫 | 作成日時：2020年7月5日 0時
