人見知りマネージャー

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貴「はぁ……疲れた…」





仕事終わりに飲み行こうとかマジで勘弁して



私は次の日もあるため早めに切り上げてトレセンへ戻った





明日も練習か……



マネージャー業頑張ろっ‼





そう思ってエントランスを通り抜けようとすると誰かに腕を掴まれた





貴「っ!?!?……有志か。マジでびっくりした……」





私の腕を掴んだのは有志だった



有志は俯いたまま私の腕を離さない





貴「？どうしたん……？何かあったん……？」





いつも元気な有志の様子がおかしい……



そう思った私は空いているもう片方の手で有志の頭を撫でる



………が、その手を掴まれる



そして絡められる





なんで!?



何故………？





若干パニックになっていると、有志がポツリポツリと話し出す





西田「………今日何してたの」





貴「何って……。朝から仕事しとったよ？」





私は有志が何を言いたいのか全くわからなかったけど、とりあえず答える





西田「………私服で？しかも男と？そんなにオレたちと遊びたなかった？嘘ついてまで彼氏といたかった？」





ねぇ……答えてよ………





そう言う有志の目は物凄く怖くて………



だんだん私を掴む腕と絡めた手に力が篭もるのがわかる





貴「いっ……。ちょっと待って有志‼何を言っとるのかマジでわからん。私服で……って。朝と同じじゃん？それにうちが仕事しとったのはガチよ？仕事なかったらみんなとも遊びに行っとった」





西田「嘘や‼兄貴と楽しそうに肩組んどったやん‼」




兄貴………





有志が何に怒っているのかわからなかったけど、帰りのアレを見られていたということは、今の言葉でわかった





西田「兄貴の彼女だって何で言ってくれんかったん……？兄貴の彼女だって最初から知っとったら……」





そう言って泣きそうな目で私を見る





貴「………彼氏って誰が」





西田「とぼけんくていいよ。オレの兄貴と仲良さそうやったやん……」





貴「彼氏じゃないけぇ」





西田「でも……ｔ貴「彼氏じゃない」………」





まだ何か言おうとする有志にかぶせて私は言う





貴「はぁ……。同期なんよ。有志の兄貴とうち」

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