姐さんはくのいち～四巻～ (ページ34)

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ホワイトデーページ34

青木side

毎年、この日は忙しい

俺たちじゃなくてAねぇが。

1ヶ月前のバレンタインデーで事務所の人たちみんなにチョコレートやお菓子を用意してくれるから、ホワイトデーのお返しの量がすごいんだよね。

デビューしてる先輩方からのお返しは某有名なブランドのクッキーが多いし、Aねぇと同年代の方たちからのお返しはホワイトデーの特設コーナーとかで売ってるやつが多い。

青木「Aねぇ、これ全部持って帰れるの？」

「今日は車で来たから何とかなる。それより振り入れ大丈夫なの？」

青木「何とかね。そういえば、今年は関西のジュニアたちには郵送したんでしょ？」

「うん。この間リチャが家に持ってきた。関西ジュニア30人分くらい。」

中身は、クッキーアソートとフィナンシェの詰め合わせだったらしい。

しばらくは買い物行かなくていいか、なんて言ってるAねぇ

いや、あなた食料品とかどうするつもりなの？

青木「買い物行く時間が惜しいからって、またそうめんばっかじゃダメだよ！」

「分かってるよ。」

でも、頂いたものをしっかり大事に消費するのが、Aねぇなんだもんね

皇輝「そういえば姐さん、千賀くんからは何もらったの？」

「某ブランドのマカロンとキャラメル。」

Aねぇのことだから、意味は知ってると思うけど。

檜山「やっぱ、せんはまだよね。」

「何言ってんの。去年のお返しキャンディーボックスだったんだから。」

もっとロマンチックだった。

「ちなみに室家からは3人まとめてバウムクーヘンだった。」

バウムクーヘンって、どんな意味だったっけ。