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鬼塚「静かにしろ!!朝礼始めるぞ!」
松田君の言葉に被せるように声が響いた。
鬼塚教官が学生を見渡し、ふと私の前で視線が止まった。
鬼塚「おい窓瀬!!
まだお前は頭髪を短くしないのか!規律を守れ!」
『自分はこの髪型を自らのアイデンティティと捉えております。なので、切る予定はありません!』
その言葉に、固唾を呑むおと、笑いを堪える声が周りから聞こえる。
鬼塚「そんなことが通じると思っているのか!」
(降谷君の金髪、松田君の天パ、萩原君の長髪は取り締まらないのに、なぜお団子はダメなんですか。いや、天パはしゃーないか。)
言いかけた言葉を飲み込み教官を見上げる。
さすがにこれを言うと後でぼこされる。ゴリラに。
鬼塚「なんだその目は!!」
どうしようか…
松「まあまあ、いいじゃないすか教官。
萩の長髪と降谷の金髪に免じて見逃しましょーや。」
松田君の一言で萩原君は爆笑、
降谷君は膨れっ面だ。
降「松田の天パにも乗じてですがね。」
至って真剣な降谷君の言い様に周りの人が耐えきれず吹き出す
教官は鬼の形相で「来月までには切るように」と言って離れていった
その背中に
『はい!』
と勢い良く返事をした。
(ま、切る気ないけど。)
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作者名:雑 多 | 作成日時:2022年5月6日 1時