まえの見えない、雨の中【プロセカ】【イベント】 (ページ10)

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7話　記憶ページ10

すず「私、変人扱いされるのが、嫌なの。」

すず「変人扱いされてたときに、嫌なことがあって、思いだしちゃうの。だから、Aみたいにどうすれば考えられなくなるかなって。」

『、どういうことが、あったかきいてもいい？』

すず「…昔、小学、一年生のころ。私、いっぱい友達がいたの。でも、2年せいになるときに、人見知りになっちゃって、友達が、いぱったの。でも、一人だけ話しかけてくれる子がいて、そのこも、と似てて、友達が、いなかったの。似てるのはそれだけじゃなくて、趣味も、苦手なことも特技も、性格も、好きな物も似てた。その子ね、成田灯里(なりたあかり)、っていうんだ。そのあと、3年生で、男の子が転校してきたの。名前が柴田樹(しばたいつき)、名前が好きなゲームが同じで、あかりと樹と私で、仲良くなったの。それから小学4年生くらいのころ。なんか、苦しくなったんだよね。」

『…？』

(思い出してると思って)

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小学生のすず視点

樹…また灯里とはなしてる。嫌だな。

　

なんでこんなこと思ったんだろう。

次の日

また…話してる。なんか、苦しくなる。

…なんで、だろう

嫉妬とは違う気がするの。

あ…

怖いんだ。

あの二人が仲良くしてると。

…私には、友達がいないから…
あの二人にくっつかれると、私にはなにもなくなっちゃう
私は灯里が1番だけど、くっついたら、灯里の1番が、
樹になっちゃう。そうしたら、私を1番に思ってくれる人は、
いなくなっちゃう。

嫌だな…

気付いちゃった。

私は、二人から一番に思われたいんだ。

…性格、わるいな。

二人が仲良くしてる、真ん中に入りたい、

そう思ってるんだ。
私には、灯里しかいない。っていう状況が、怖いんだ。
それで、もし灯里の1番が私じゃなかったら…
もうどうしようもないくらい。かなしくなっちゃう。

はぁ、

苦しむくらいなら、いっそ、

あ…

だめだ

ごめんね。友達なのに、一緒に居たくないなんて思ってしまって。

灯里が、嫌いなのか、好きなのか、わからない。

灯里が好きで、樹がきらいなのか。

樹が好きで、灯里がすきなのか。

みんな、きらいなのか。