166【母のように】 ページ24
．
(轟side)
いつもより騒がしい昼休みだった。
職員室に寄ってから食堂で蕎麦を食べようと思っていた。
だが職員室までの廊下がメチャクチャ混んでいて、辿り着けそうにも無かった。
轟「……？あぁ、そういえばセラフィが来たんだったか。それで混んでんのか…」
どうにか騒がしい廊下を通り抜け、職員室に入り、相澤先生と林間合宿の話をする。
轟「…林間合宿の保護者承諾書のサイン、親じゃないとダメですか」
相澤「いや…今回はいつも通りお姉さんのでいいよ。
……今はそれで良いが、いつかは向き合わなきゃ行けない時が来るのを忘れるなよ。」
轟「…はい。
あ、クラスの奴らが今日の全校朝会が特別だったって言ってたんですけど、参加しなくて良かったんですか。」
相澤「あー、どうせセラフィの挨拶だけだ。
うちはヒーロー科だからな、授業で世話になった時にでも紹介くらいできんだろ。お前もきっと世話んなるぞ。」
轟「はい。…じゃあ俺はこれで」ﾍﾟｺｯ
『いつかは向き合わなければならない』
母さんと向き合い始めてまだ少し。俺も少しずつ歩き始めた。週末はまたお見舞いに行く予定だ。
母さんのことを考えながら食堂へと向かおうとすると、誰かが走っていた。
セラフィ＿＿＿？
見間違いでなければ泣いているようで。
それがいつも一人で泣いていた母に重なって見えて。
気づいたら走り出していた。
冷「＿＿＿焦凍、前にね、Aちゃん……セラフィが『焦凍に会いたかったじゃなくて、焦凍がいつか訪ねてきてくれたら、何をお話しようって考えた方がきっと楽しい』って言ってくれたの。
だから私、焦凍と話したいこと、たくさん考えたわ。そうしたらね、1ヶ月もしないうちに本当に焦凍が訪ねて来てくれたの。
ふふ、本当に女神様の魔法みたいよね。」
エンデヴァーが認めた才女。母さんの友人。
テレビで見る彼女はいつもニコニコとしていた。きっと普段からそうなんだと思っていた。
「情けない姿見せてごめんね」と立ち去ろうとする姿。
この人もいつかの母のように壊れてしまうのではないかと思った。今度こそ俺が母を支えねばと、手を伸ばした。
だが彼女を支えたのは、俺じゃなくて
爆豪「………テメェ、コイツに何しやがった。」
.
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ましろ(プロフ) - みおさん» ありがとうございます泣 応援すごく元気出るので嬉しいです！ 更新がんばりますね！ (2022年2月24日 14時) (
レス) id: 7515cbf653 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 大変でしたね、ゆっくりでいいので更新を楽しみにしています！ (2022年2月22日 20時) (レス) @page47 id: f5c8f9addd (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 霧雨さん» 霧雨さんありがとうございます！常闇爆豪心操いいですね！！好き〜♡ホークス推してくださってありがとうございます！（ホークス・爆豪・荼毘推し）頑張ります〜！ (2022年1月1日 0時) (レス) id: 51e8a4cddb (このIDを非表示/違反報告)
霧雨 - やばい好きｯｯｯ一瞬でましろさんのファンになった。推しがｯｯｯ尊いｯｯｯ(常闇爆豪心操)最近じゃあホークスも推しになりました！応援してます！頑張ってください！！ (2021年12月26日 11時) (レス) @page18 id: 5c4f8e78ab (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - まかだみあさん» やっとかっちゃん登場ですね！先週テスト週間中の更新だったので、話が雑になってないか心配してました…良かったぁ！ありがとうございます！ (2021年11月29日 21時) (レス) id: 532f2f4f51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましろ | 作成日時：2021年10月29日 17時
