106【体育祭は行きたくない】 ページ10
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(夢主side)
ホークス事務所に来て約2ヶ月経った。
雄英体育祭は見に行かなかった。
エンデヴァーに、『焦凍の実力を見せてやる。着いてこい。』とか言われて、連行されそうになったが、やんわりと、そしてきっぱり、お断りさせていただいた。
体育祭さえやらなければ、勝己のあの性格が世間に晒されることもなくて、林間合宿でヴィラン連合に襲われることもなかったのだろうか。
心の中でそんな事を考えながら録画を見る。
隣にいたホークスが口を開いた。
ホークス「あの鳥人間くん、いいね。鳥仲間だ。」
A「常闇くん、でしたっけ？
職場体験指名してみてはいかがです？」
ホークス「そうするよ。エンデヴァーさんの息子さんにも興味あるから、その2人に指名しといてー」
A「そう言うと思って、もう書類準備してあります」ﾆｺｯ
ホークス「さっすがセラフィ〜！準備なら俺より速い！」
はいはい、と受け流すと、パトロールに行くと言うホークス。
A「たまには私も着いて行こうかな〜」
ホークス「え！マジ！珍しい〜
じゃあゆっくり普通に歩いて行こう！
セラフィに会いたいって言ってる人多いんだよ！」
A「そうなんですか？それは嬉しいですね〜！
じゃあ色々回りましょうか。」
子供のようにはしゃぐホークス。
今はそこまで忙しくないようだが、神野の事件が終われば、彼はNo.2となり、さらに忙しくなるはずだ。
どうか、彼の負担を少しでも減らせますように。
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作者名：ましろ | 作成日時：2021年6月14日 23時
