3【ヒロアカ】今日も虚像に笑いかける【爆豪勝己】 (ページ9)

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105【朧月夜】ページ9

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(勝己side)

すると、この主張には今まで一切答えなかったババアが、初めてまともに口を開いた。

光己「……あの子のお願いだよ。」

勝己「あ"？」

光己「アンタに内緒にすること決めたのは、あの子の意思なんだよ。

そもそも、アンタ相手に隠し事したって、隠し通せるわけないことくらい、あたしらは分かってた。

それでも、あの子が秘密にしたいって言ったんだ。だから秘密にした。聞かれても何も答えなかった。

…意地悪で言ってんじゃないよ、勝己。

わかったら座ってご飯食べなさい。アンタの好きな激辛チキンもあるんだから。」

勝己「…あぁ！？肝心なとこ説明してねーじゃねーか！！そんなんで納得できるかよ！！」ﾊﾞｺﾝｯ

光己「いいから黙って食いな！！お誕生日おめでとう！！」

勝己「てめぇくそババア！！息子の頭叩きながら言うセリフか！！」

そう言いつつも、母は強しというか、ババアの言うことには体が従っちまうのだった。

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結局そのまま夕飯を貪り、リビングを出る。

アイツの部屋は、たまにババアが掃除してるくらいで、俺はあれ以降入らなくなった。

その部屋の前を通り過ぎ、自分の部屋のドアノブに手をかけた時、隣の部屋が視界にチラついて。

「…いつんなったらてめぇは…」ﾎﾞｿｯ

その後、部屋に入り、気がつくといつの間にか朝になっていて、手には髪飾りが握られていた。

その夜は朧月だった＿＿＿＿＿＿＿

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