3【ヒロアカ】今日も虚像に笑いかける【爆豪勝己】 (ページ8)

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104【否定もしない二人】ページ8

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声も出さないまま、無意識に口だけ開け、声を発する前に舌打ちで誤魔化すと、ババアが俺を叩き口を開いた。

光己「舌打ちしないっ！ﾊﾞｺﾝ

今のは勝さんもアンタも悪いよ。

勝己、あの子のこといつまで引きづってるの。連絡もないし、心配する気持ちもわかるけどs…」

勝己「…はっ、心配？…可笑しな点しかねぇだろ。

父親は死んだと思われてたが入院していたっつんなら、なんで今までなんの情報も回って来なかった。

第一、父親が見つかって引き取られるって話なら、事前に俺に説明しても良かったはずだ。隠す必要がねぇ。

だがなんの前触れもなく、アイツは急にいなくなって、事後報告で俺に伝えられた。

例え引き取られても他人になるわけじゃねぇ。俺たちは従兄弟なんだから、会えなくなるわけじゃねーはずだ。

それなのに一切の音信不通。疑わねぇ方が馬鹿だろ…」

ここまで言えば親は沈黙を貫くのだ。

なにか事情があるはずなのに、否定もしない二人。

勝己「チッ、ここまで言って沈黙なら、『何かあるけど言えません』って自白してるようなもんなんだよ！！

いい加減言いやがれ！！俺は5年は待ったかんな！！」

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