136【一枚の赤い羽根】 ページ40
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(夢主side)
トゥワイスからの電話のあとすぐに黒霧の前にゲートが開き、博多から皆が帰ってきた。
ホークス達にこんなにも追い込まれたのか…情報役に立ったみたいでよかった。
トゥワイス「あっぶねー！！楽勝だったな！！
荼毘！トガちゃん！傷大丈夫か！？」
荼毘「痛みを感じるのが久しぶりなもんで、嬉しかったんだよ」
トガ｢痛いのが嬉しいとか、荼毘くん変態ですか、気持ち悪ぃです｣
A「……！！」
荼毘の足元に舞う一枚の赤い羽根が視界に写った。
どうやら、ワープゲートを通ってここまで来たらしい。
私は死柄木たちに気付かれないように羽を拾い、それを白衣の内ポケットに閉まった。
ホークスの強翼は操作範囲が限られている。だから超遠距離で操作したり、この場所を特定することは出来ないはず。
それでもこれを無理やり送り込んだ意味はおそらく……
そう思い羽を探ってみる。すると小さな硬い物の感触があった。
…！！
おそらく小型探知機……つまりGPSであろうその感触。
死柄木「くそっ、なんでパトロールなんかしてんだよホークス…！！さっきまで悠々と電話してたくせに…！！
こんなならセラフィにもっと長電話させれば良かったぜ…
……ま、いいか。ステインの時とは違って、今回こそ主役は俺たちだ
セラフィも記事も騒がれるだろうなぁ？
『前線の女神不在 ！！被害者多数！！』ってところか？ハハ！
都合のいいヤツらだよな！助けて欲しいだけ助けて貰って、被害が出ると責任を押し付ける！
そんなとこやめて、こっちに来いよ、なァ
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作者名：ましろ | 作成日時：2021年6月14日 23時
