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122【生かすか殺すか】 ページ26
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(No side)
彼女を消そうと、右手を出す死柄木。
トガ「殺 しちゃうの！！おともだちになれると思ったのに！！
私にやらせてよ！！弔くん！！」
黒霧「今すぐ消す必要は無いのでは？死柄木弔。
相手はパワー系ではなく、攻撃手段も乏しい。こちらの方が上手です。
彼女は『今は』と言いました。いずれヒーローを辞めて、医者になりたいということでしょう。そうしたら、こちら側に着く可能性もあります。
強力な治癒個性はレアですし、もう少し様子を見てはどうでしょうか。」
死柄木「…確かにな」ｽｯ
黒霧の言うことも一理ある。死柄木は、出しかけた右手を下げた。
黒霧「私ではセラフィのようには治せませんが、応急処置はしておきましょうか。
とりあえず移動させましょう。」
荼毘「あぁ。」
かろうじて荼毘が支える気を失ったセラフィの下に、黒いゲートが開きソファの上に移動した。
スピナー「状況を見てた訳じゃないが、セラフィのあの足の怪我、死柄木がやったんだろ？
自分の怪我より、他人の…それも
まるでステインが追い求めた真のヒーローそのものじゃないか…！」
トガ「セラフィちゃんかぁいいです！
おともだちになりたいです！まだ殺 さないでよ！弔くん！！」
死柄木「…」
その時、荼毘の携帯が鳴った。
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作者名：ましろ | 作成日時：2021年6月14日 23時
