水色は叫んだ1-1 ページ4
総統閣下に拾われたのは私が15の時、まだ彼が国を作る前の事だ
私は元々とある国の研究施設で育ち、あらゆる薬を投与され続けて化物の力を手に入れてしまった。
加減が出来ず、押したり、掴んだものはすぐ壊れる。だから私はその施設にいる間何も出来ずにいた。
そんな時だ、彼は研究施設を爆破した
強い揺れと爆発音、それと同時にこの建物が崩れた。瓦礫に押しつぶされたけれど、どうやら体もそこそこ頑丈になってるみたいで、その時だけは研究員に感謝する。
「＿＿＿＿おい」
その力がなければ総統に出会えなかったから。
「聞けやキングコング」
パシッと殴られてぼんやりと考えていた自分の思考が戻る。
目の前には総統がいて、そして私の頭の上には書類。
なんだ、また仕事かと溜息を吐いたが、殴った当人の存在にやっと気づいて急いで敬礼をする。
まずい。これはやらかした
『失礼しました総統閣下！』
「敬礼はいらんと言っただろう。」
5年経っても聞かないのかと今度は総統が溜息をつく。
そう、5年だ。その5年で何だかんだと小さい島国の城とも呼べない小さい屋敷で彼は国民4人の最小国家を作ったのだ。
やっぱり総統は凄い人だ。
「それよりA、お前に任務だ。」
『はっ！』
「だから敬礼解けや…いつまでやってんねん」
指示された通りに下げると"盲信しすぎや"とまた溜息をつく。総統に小さく謝り、頭の上に置かれた書類に目を通す。するとそこにはやけに不穏な言葉が並んでいた。
『幽閉された王子…？』
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きむち鍋(プロフ) - 紫さん» コメントありがとうございます。セリフ調になっているのがとても可愛らしいですね！ (2020年12月30日 18時) (
レス) id: 4e029fbece (このIDを非表示/違反報告)
紫 - os 「続きが気になるめう〜」gL「頑張ってくれ！」紫『面白かったです♪､､、せーの』「「『これからも宜しくお願いします！』」」 (2020年5月9日 23時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
きむち鍋(プロフ) - ノリシロさん» コメントありがとうございます！ こういったジャンルは初めてですので至らぬ点もありますが、のんびりと更新させていきますので、ゆったり楽しんでいただけたら幸いです！ (2019年2月25日 11時) (レス) id: 82753cc095 (このIDを非表示/違反報告)
ノリシロ(プロフ) - 設定や一つひとつの表現に人物たちの感情が滲んでいる感じがしてすごく好きです！！
更新楽しみにしてます、頑張って下さい！ (2019年2月24日 14時) (携帯から) (レス) id: 2e9ea22d03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きむち鍋 | 作成日時：2018年8月28日 20時
