若紫は誓う1-1 ページ11
大丈夫。そう言っていたあの人の姿を2日ほど見ていない。
俺はいつも城の中にいるから連れてこられたんならいつでも分かる。
あの人は出ていったのだろうか。
「名前…聞いとけばよかった」
呟いた言葉は誰も拾うことがなくただ廊下で響く。
途端に王の俺の名を呼ぶ怒鳴り声が響きわたった。あぁ、あの人を連れてこれなかったのが相当気に入らないらしい。
たしかに美人さんだったからな…あの人。
ため息をつきながら王室に入る。すると王は手に持っていた水を俺に向かってかけてきた。
「貴様！女はどうした！！連れてこいと言っただろ！？」
このクソ…殺してやろうか。
「失礼ながら、女は母の体調が急変したとのことです。」
「嘘をつけ！貴様は以前から女を逃がしていただろ、俺には向かうとはいい度胸だな！」
コツコツと音を立てながら近づき腰に下げている剣を抜いた。抵抗する必要は無い。殺すなら早く殺してくれ。
あー、でもこれだけは言っておきたい
「あんたみたいな人、王でもなんでもない！俺の王も…上司も、クソ先輩も全部！！あの人だけや！」
「〜〜っ！。貴様ぁ！！」
力任せに振り上げた剣はやけにゆっくり見えた。
この王様、ほんと何も出来ないんだ…剣の構え方がおかしすぎる。コネシマさんならきっと…
「ショッピぃ！！！」
＿＿＿＿なんやその構え下手くそか！
そうだ。いつもそうやって最初は絶対に怒って、その癖教え方が丁寧で、…ほんと
「…クソ先輩」
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きむち鍋(プロフ) - 紫さん» コメントありがとうございます。セリフ調になっているのがとても可愛らしいですね！ (2020年12月30日 18時) (
レス) id: 4e029fbece (このIDを非表示/違反報告)
紫 - os 「続きが気になるめう〜」gL「頑張ってくれ！」紫『面白かったです♪､､、せーの』「「『これからも宜しくお願いします！』」」 (2020年5月9日 23時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
きむち鍋(プロフ) - ノリシロさん» コメントありがとうございます！ こういったジャンルは初めてですので至らぬ点もありますが、のんびりと更新させていきますので、ゆったり楽しんでいただけたら幸いです！ (2019年2月25日 11時) (レス) id: 82753cc095 (このIDを非表示/違反報告)
ノリシロ(プロフ) - 設定や一つひとつの表現に人物たちの感情が滲んでいる感じがしてすごく好きです！！
更新楽しみにしてます、頑張って下さい！ (2019年2月24日 14時) (携帯から) (レス) id: 2e9ea22d03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きむち鍋 | 作成日時：2018年8月28日 20時
