ヒトさんは面白い ページ4
あの日から、私とヒトさんは朝4時から6時の２時間だけ会うようになった。
会うと言っても最初の頃のようにお互いの姿を見ずに、だ
私は昨日起きた事、学校の愚痴、ヒトさんは知り合いの愚痴等。
とても楽しかった。ほんの少ししかあってないのに彼は学校のクラスメイト以上の存在になった
そんな日がしばらく続いたある日、ヒトさんは私に一度も聞かなかったことを聞いてきた。
それは、個性について
「なぁ」
別に聞かないようにしようなんていうふうに決めてはない。
聞かれても問題は無い
「お前の個性ってどんなの？」
ドクンと心臓が大きくなった。
聞かれても問題は無いはずなのに、それなのに…どうしてこんなに躊躇っているのだろう？
知られるのが怖い…？知って離れられるのが寂しい？
そんなのいつもの事じゃない。
離れていったって仕方が無い……
『左目で見たものを、破壊することができる。生き物なら殺 せる…どんな風にかは思い浮かべればその通りになる…思い浮かべなければ、破裂…ですね』
海の音が聞こえる。いっそ私の声もそれに紛れてヒトさんに聞こえなければいいのに。
気持ち悪い、怖い、と言ってどこかへ行ってしまうのだろうか。
また、一人になるのだろうか。
「なにそれ、すごいな」
けれど、ヒトさんの反応は思っていた反応と違った。むしろそれ以上…想像のつかない言葉だ。
『すごい…？』
「自衛出来るし、攻撃できる。」
『でも危ないですよ？』
「なら、トイレの鍵が壊れて出れなくなった時にドカンと」
『ふふっ、なんですかそれ』
思わず笑ってしまった。だってヒトさんおかしいことばっかり
「あんまり暗く考えない方がいいよ」
ヒトさんなりに励ましてくれたのかな…優しい人…
その優しさに私は甘えてしまったのだ。この人ならと。
『私、雄英から推薦が来てるんです』
「雄英…？」
『そう…でも私ヒーローになんてなりたくないんです…雄英は私の個性が敵になったら厄介だから…きっと』
「お前は入りたくないんだ…？」
その時のヒトさんの声はまるでいつものヒトさんではない…楽しそうに、愉しそうに……嘲笑うような声だった気がする。
でも、自分のことでいっぱいだったから気づけなかった。
『入らないと…母さんの期待に答えなきゃいけない……でも…！！』
ヒーローになんてなりたくない…
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草薙@nyankolove_nagi - 自分も死柄木さん推しです!!!同志が多くて嬉ちい←死柄木さんと夢主はその後はどうなったのかな…(ｷﾆﾅﾙ…)!2人ともどうかお幸せに…!!! (2020年11月27日 19時) (
レス) id: e70c8bbbc1 (このIDを非表示/違反報告)
八百(プロフ) - 涙ドバドバで読みました…！！すごく好きです！二人だけの世界がある感じがとても素敵で良かったです！ありがとうございます！！ (2019年3月20日 4時) (レス) id: db047f61b6 (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - 自分は死柄木さん大好きです！！仲間がいてくれて嬉しい(´；ω；｀) (2018年10月10日 12時) (レス) id: 498530cad6 (このIDを非表示/違反報告)
黒ウミウシ(プロフ) - 自分も死柄木さん推しです！！これからも応援してます！！ (2018年9月5日 23時) (レス) id: cb2435234d (このIDを非表示/違反報告)
JACK(プロフ) - きむち鍋さん» そうなんですか！楽しみにしています！ (2017年9月28日 5時) (レス) id: 57fecd335a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きむち鍋 | 作成日時：2017年5月26日 0時
