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Kazuma side
ゆらゆらと車に揺られながら現場を後にする。同じ車内には陸さん含む何人かも一緒で。そんな中俺は陸さんの隣に座って、ぎゅと手を繋いでもらい肩に頭を置いてと全てを預け、眠気と戦っていた。
｢なんか...壱馬寝そう。｣
｢ん？あれ、ほんとだ。まぁ今日は色々あったしねぇ。｣
あー、もう無理だ。小声で喋る健さんと陸さんの会話を子守唄にしながら、ふわふわと心地良い眠気に身を任せた。
｢...ま、壱馬、着いたよ、起きて。｣
｢ん...んぅ、りくさ...、｣
ふと声が聞こえて意識が浮上する。ぼんやりとした視界の中優しい笑顔で俺を覗き込む陸さんが見えて、釣られて俺まで笑うとそっと頭を撫でられた。
｢っはぁ〜、もうほんとにこの子は...。ごめん健太、荷物とか持ってきてもらっていい？｣
｢いいっすよ。よっぽど疲れたんかな笑｣
そんな声が聞こえたと思えば、ぐっと体が持ち上がりあっという間に陸さんの腕の中。
｢おし。じゃあお疲れさまでした〜。健太だけちょっと借りまーす。｣
｢健太置いてかないでねー。｣
｢ん...、ぁりがとうな...。｣
俺が車に体をぶつけないようにとそっと手伝ってくれたのが見えて、聞こえたか分からんけど慎や海青に礼を言った。二人ともえへへと笑ってたから聞こえたんかな。
｢よし着いた。あ、ごめん健太、鍵開けてくんない？リュックの小さいポケットの中入ってるから。｣
｢...あ、これか。......はい、開きましたよ。｣
｢ありがとう〜。荷物とか玄関置いといて？こっからは何とかするから。ごめんね、ありがとう。｣
｢全然大丈夫っすよ、ここ置いときます。ん、じゃあお疲れさまっした。...壱馬もお疲れ。いっぱい甘えなね。｣
最後に健さんにもぽんぽんと頭を撫でられ、またふわふわと幸せな気持ちになる。ほんとに俺ランペで良かった。
｢さて、壱馬？もう完全に起きてるでしょ？｣
｢...えへ、バレました？｣
バレました？じゃないよ全く、と怒りながらもまだ俺を下ろそうとしない陸さん。そういうとこですよ。
｢はい、とーちゃく。俺荷物取ってくるからちょっと待っててね。｣
そう言ってソファに下ろした俺を置いていこうとする、陸さんの服をきゅと掴んだ。
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にのみい(プロフ) - いつもお話楽しみにしていますーー！スリボで陸さん受けが読みたいですー！！ちなみになんですけどTwitterは浮上しないのでしょうか？🥺不快に感じてしまったらすみません💦 (2022年2月13日 20時) (
レス) id: 337b13da5d (このIDを非表示/違反報告)
彩美 - 陸さん出てるの嬉しいー！かずりく好きなので読めると嬉しいです。 (2021年4月9日 12時) (レス) id: 29e05ea114 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shion | 作成日時：2021年3月1日 20時
