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Shogo side
その後、翔吾ににっこりと微笑みつつ、ラインを送った。そんな怯えんでも別に取って食いやせんのに。
｢おー、おつかれ。悪いな、急に呼び出して。｣
｢お疲れさまです〜。いえ、全然大丈夫ですよ。｣
軽く乾杯をして、今日の撮影での話やら翔平のバカ話などに花を咲かせた後。そろそろいいかと、呼び出した目的を切り出す。
｢で。本題というか、頼み...なんじゃけど。｣
｢ん、言ってましたね。何ですか？｣
｢陸さんにさ、色んな人とご飯行ったりしたら嫉妬するんじゃねえかって言うてほしいんじゃ。｣
｢...はっ、？え、どういうことですか？｣
ぽかんと口を開けたままの翔吾に、ざっと計画を説明する。すると、段々とニヤニヤし始め、最後にはここはこうした方が〜、なんて意見まで出してきた。お前のそういうとこ好きなんよ。
｢言い方とか細かいことは任せる。｣
｢任されました。必ず、完璧にこなしてみせますよ。｣
期待しててくださいと黒い笑みを浮かべ、帰っていく翔吾。さて、準備は整った。後はこのまま転がり落ちてくるのを待つだけってな。
｢うぇ...、ひぅ、っ、...ふ、｣
翔吾との作戦会議を思い出していれば、いつの間にか陸さんが風呂から上がっていた。思った通り髪も乾かしてない上にまだ泣いてるし。
｢陸さん、髪乾かさんと風邪引きますよ。｣
ふんわりと笑って陸さんを呼べば、驚いた顔をした後くしゃっと表情を崩し、ぎゅうっとしがみついてきた。
｢ん、ほら。あっち向いて。髪乾かしてあげますから。｣
｢...ゃだ、｣
｢やだって笑｣
ぐりぐりと額を擦り付けて、子供のように駄々をこねる陸さん。正直予想以上の結果すぎて、さっきからニヤニヤが止まらんのだが。そのまま陸さんの背中を撫でていれば、ふと俺を見上げてくるから、慌てて顔を引き締める。
｢...もう、怒ってない......？｣
｢んー、そりゃどうじゃろうな？｣
｢怒ってるじゃん...。｣
嘘、全然怒っとらん。むしろ楽しい。でも、もっともっと溺れて欲しいから。さらに追い打ちをかけるように言葉を紡げば、大きな瞳からまた涙が溢れ出していく。
そろそろええ頃合いかな。
┄ ┄ ┄ ┄ ┄ ┄ ┄ ┄ ┄
これの続きはついったーに上げてます〜
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にのみい(プロフ) - いつもお話楽しみにしていますーー！スリボで陸さん受けが読みたいですー！！ちなみになんですけどTwitterは浮上しないのでしょうか？🥺不快に感じてしまったらすみません💦 (2022年2月13日 20時) (
レス) id: 337b13da5d (このIDを非表示/違反報告)
彩美 - 陸さん出てるの嬉しいー！かずりく好きなので読めると嬉しいです。 (2021年4月9日 12時) (レス) id: 29e05ea114 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shion | 作成日時：2021年3月1日 20時
