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Shogo side
｢嫌です。何でこんな可愛い格好してるのに離さなくちゃならないんですか。｣
よくまぁ、そんな小っ恥ずかしいことをさらっと言えるもんだ。しかも何の疑問もなく心底不思議そうな顔で。
｢彰吾さん？っ、ぐっ！な、何で！？｣
｢...っあほ。｣
それに対して俺は可愛げもくそもあったもんじゃなく。思わず鳩尾目がけて一発食らわせてた。あ、やべ。
｢〜っ、げほっ。うぇ、プロテイン戻ってきそう。｣
｢...すまん。思ったより力入った。｣
慌ててげほげほと咳き込む海青の背中をさする。...ほんと俺可愛くねーなぁ。照れ隠しにしてももっとマシなのあったろ。
｢んんっ、あー、よし。もう大丈夫です。｣
｢なら良かった。じゃ離せ。｣
｢嫌です！｣
こいつ。懲りてねーな？最後にハートマークでもついてそうなくらいのニコニコ笑顔で返されて、思わず項垂れる。
｢はぁ...。｣
｢よっしゃ。｣
つけないようにしたのに、抱き寄せられてまた逞しくなった肩に顔を置く。ぎゅうっと隙間なく抱きしめられて、求めてた温もりと香りに全身の力が抜ける。
｢遅くなってごめんなさい。｣
｢んん、俺もごめん。｣
大丈夫だと言ったけど、やっぱりあれはやりすぎだと我ながら思う、...ちょっとだけ。でも。分かりにくい、なんてよく言われる俺の気持ちなんか、こいつには全部お見通しで。
｢ふふっ、伊達に鍛えてないですよ？全然大丈夫です。それより、...寂しい思いさせてごめんなさい。｣
｢...早う帰る言うとったのに。｣
｢はい。｣
｢...飯作って待っとったのに。｣
｢ん。｣
ぽんぽんと背中を撫でられて、ぎゅうっと抱きしめられて。また可愛くないことを言いながらも、我慢してた気持ちもするすると出ていく。
｢帰ってこんのか思うた。｣
｢それは絶対ないです。｣
｢ふっ、そーか。｣
ぼそっと呟いた言葉も、食い気味に否定されて思わず笑いがこぼれる。
｢彰吾さん。｣
｢ん？｣
｢ただいまです。｣
｢ん。おかえり。｣
｢あ、そうだ。そのトレーナーあげます。｣
｢は？｣
｢彰吾さんがぶかぶかで着てるの可愛すぎてもう俺着れないっすもん。｣
｢〜っ、あほっ！｣
Kazuma & Hokuto→←Kaisei & ○○go.Y
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にのみい(プロフ) - いつもお話楽しみにしていますーー！スリボで陸さん受けが読みたいですー！！ちなみになんですけどTwitterは浮上しないのでしょうか？🥺不快に感じてしまったらすみません💦 (2022年2月13日 20時) (
レス) id: 337b13da5d (このIDを非表示/違反報告)
彩美 - 陸さん出てるの嬉しいー！かずりく好きなので読めると嬉しいです。 (2021年4月9日 12時) (レス) id: 29e05ea114 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shion | 作成日時：2021年3月1日 20時
