コイモノガタリ

Kaisei & ○○go.Y ページ36

○○go side





『かんぱ〜〜い！』



不定期で開催されるランペ年上会。デビューして少し経った頃、当時成人してたメンバーで呑みに行ってたのがそのまま続いてる。まぁ、同い年二人は用事があるとかでおらんけど。



｢ねぇ〜、やましょーさぁ。｣
｢何ですかぁ陸さん。｣
｢海青とどれくらいでしてるの？｣
｢んぐっ、げほ...っ。ちょ、ちょっとストレートすぎませんか！？｣



びっくりした...。今まで別の話してたのに、いきなり黙って見つめてくるから、何だろと思えば。一気に酔いさめたわ。



｢陸さん、その聞き方は流石にあかんて。確かに気になるけどさ。｣
｢陣くんも人の事言えないじゃん。｣
｢いや、どっちもどっちだからね。｣



もう皆結構酔ってるから言いたい放題だ。辛うじて力矢さんはまだまともみたいだけど。



｢なんでまたそんな事を？｣
｢いやぁ俺さ、○吾とその...、毎日、してるんだけどさ。｣
｢｢え、毎日？｣｣



力矢さんと陣さんが驚いたように揃って陸さんを見た。まぁ、何となくそうじゃないかなと思ってた。



｢毎日って、よう○吾もつなぁ...。｣
｢陣くん勘違いしてるでしょ。俺が下だからね。｣
｢えっ、ほんまに？｣



今度は俺も陸さんを見た。流石にそれは分からんかった。へぇ、あの○吾がねぇ...。



｢ていうか、俺の事はいいの！俺が聞きたいのは、やましょーの話！｣
｢ちっ、話逸れたと思ったのに。｣
｢あー！舌打ちしたぁ！｣



隣で駄々をこねだした陸さんに頬をつつかれる。上手く話逸れたと思ったのになぁ。てか、つつかないで欲しい。力矢さんと陣さんも笑ってないで止めて。



｢ちょ、つつかないでくださいっ。分かりました！話しますから...！｣
｢んふふ〜、早く早く！｣
｢もう...。その...、俺も、毎日、です。｣



なんで俺こんな話してんだろ。陸さんだけじゃくて、リーダー二人までニヤニヤしてるし。



｢へぇ〜、毎日、ねぇ。｣
｢やっぱりそうだと思った〜。あのさ、毎日ってさ、嬉しいけどしんどくない？｣
｢ん〜、まぁ、そっすね...。｣



陸さんの言う通り、毎日って愛されてるなぁって感じがするけど、正直身体がついていかないと思った事が何度かある。まぁ、その分いい事もあるけど。陸さんとここがいいとかしんどいとか言いあっていると、話を聞いてた陣さんが突然ため息をついた。

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