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Itsuki side
｢そ、それでっ？あれ...、何なんだよっ！｣
｢それを説明する前にまず答え合わせ。色の意味は？｣
一般的には赤い薔薇だと思うけど、ピンク色のある花言葉が俺がこれから伝えようとしている事にぴったりだった。
｢え、えっと、...あ、愛の、誓い...？｣
｢正解。本数は？｣
｢ひ、一目惚れ？｣
まぁ、あながち間違いでもない。一目惚れをして、ダメだって諦めて、それでも何とかそばにいたくて、必死で幼馴染の位置に収まったのだから。だけど、
｢そっちじゃなくて、こっち。｣
｢えっ、こ、これっ...。｣
あらかじめ開いておいたページを出した携帯の画面を見せれば、またみるみるうちに真っ赤になる○平。薔薇が一本の意味。それは、あなたしかいない。
｢俺、ほんとにお前しかいないんだよ。ずっと昔から。｣
｢〜んっ！｣
手を握るだけじゃ足りなくなって、そっと唇にキスをした。大事に、大切に、心からそう思ってるのが伝わるように。
｢ねぇ、○平。俺、お前と出会えて、お前と恋人になれて、こうして手を握って、キスもして、それ以上の事も。お前と出来てほんとに良かった。○平もそう思ってくれてる？｣
｢っうん、思ってる...。｣
｢ん、良かった。まだちょっと早いけど...。○平、一年間ありがとう。それと、これからも俺とずっと、一緒にいてくれる？｣
そう言いながら、ずっと準備してあった箱を取り出す。
｢いてくれるなら受け取って。｣
｢え、そっ、そんな渡し方っ...！｣
｢だって、いてくれるだろ？...ん、開けてみて。｣
｢〜っ、もう...！｣
俺が差し出した箱を、そっと、ゆっくりと開けていく○平。気に入ってくれるといいけど。
｢わ、ネックレス......。あれ、二本...？｣
｢どっちがいい？着けてあげる。｣
｢えっ、あ、んと、こっち...。｣
｢ん、貸して。｣
○平に後ろを向かせて、ネックレスを着けてあげる。くるっと回転させて、今度は前からじっくりと見た。やっぱりこれにして良かった。
｢うん、似合ってる。｣
｢...で、｣
｢ん？｣
｢っだから！今日...、なんで、そんなっ...。｣
｢あぁ、何でこんな甘ったるいのかってこと？｣
目をじっと見ながら問いかければ、顔を真っ赤にしながらもこくこくと頷く○平。まぁ、今まで違ったからな。
｢俺は元々こうしたかったから、かな。もう一年だしいいだろ？これからは一緒に住むんだし、早く慣れてよ、○平。｣
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rtk._27(プロフ) - あの曲とはドーベルのずっとですか？ (2021年1月12日 21時) (
レス) id: 74edc928b6 (このIDを非表示/違反報告)
りーみー - とても面白かったです。色々書いてください。楽しみにしてます。 (2021年1月12日 1時) (レス) id: 30b38fa8ac (このIDを非表示/違反報告)
りな - やましょーさん受け最高過ぎんか…((白目))これからもやましょーさん受け増やしてほしいです！あと、更新がんばってください！ (2021年1月10日 21時) (レス) id: 933a2973a0 (このIDを非表示/違反報告)
はろー - めっちゃ面白いです！更新、楽しみにしてます！ (2020年11月12日 17時) (レス) id: 079e87463c (このIDを非表示/違反報告)
(名前)めぐ(プロフ) - リクエストありがとうございました とても良かったです これからもリクエストするかもしれませんがよろしくです 更新頑張ってください 応援してます (2020年10月7日 16時) (レス) id: a83f488625 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shion | 作成日時：2020年8月20日 18時
