Zin & Kenta ページ11
Zin side
あかん、めっちゃ遅なってもうた。今日は家に健太が泊まりに来る日やからはよ帰ろ思とったのに。鍵は持っとるはずやから家ん中へは入っとるんやろうけど...。
「ただいまー!健太〜?」
あれ、靴はあんのに返事あれへん。何かあったんか?
「健太?どこおんの?......おった。」
人をダメにするクッションのとこで寝とった。何かあったんか思て一瞬焦ったわ...。にしても、爆睡しとるなこいつ。まぁ、最近色々と忙しかったし、待ってる間に寝てしもたんやろな。
「ん?これ...。もしかして俺のTシャツか?」
ふと健太が着ている服がちょっと大きい事に気づいて見てみると、今日の朝洗濯カゴの中へ入れたはずの俺のTシャツやった。しかもその下は下着。流石に下着は自分の履いてるみたいやけど。
...んー、日頃からあざといとは思とったけど、まさかここまでやとは。あかんわ、ちょっと可愛すぎてしんどい。ちゃうわ、悶えてる場合やないんよ。こんな所でこのカッコで寝とったら風邪引いてまうやん。起こしてベッド連れてかな。
「健太〜?ちょっと〜?こんな所で寝とったら風邪引くで〜!」
「............んんっ......んぅ...?、...あれぇ?」
「遅なってごめんな、ただいま。」
「んふ、じんさんだあ........すぅ...。」
「え、健太?」
起きたと思ったのに、また寝よった。しゃーない、ここまでいくともうなかなか起きへんからな...。健太の背中と太ももの下側に手を入れて、そっと持ち上げてから、起こさないようにゆっくりとベッドへ寝かせてやる。にしても...また軽なってへんか?絞るのはええけど、大丈夫なんやろか。
「...ん、よっと。」
「......んぅ...?.........じんさ?」
起こしてしもたと思ったから、ベッドの端に座り、寝ている健太の頭を撫でて寝かしつける。普段から頭を撫でられるのが好きだからと、そのまま撫でていると、健太が俺の腰に手をまわしてお腹に顔を擦り寄せてきた。ちょっと、そこは...色んな意味でやめて欲しいんやけどなぁ...。
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rtk._27(プロフ) - あの曲とはドーベルのずっとですか? (2021年1月12日 21時) (レス) id: 74edc928b6 (このIDを非表示/違反報告)
りーみー - とても面白かったです。色々書いてください。楽しみにしてます。 (2021年1月12日 1時) (レス) id: 30b38fa8ac (このIDを非表示/違反報告)
りな - やましょーさん受け最高過ぎんか…((白目))これからもやましょーさん受け増やしてほしいです!あと、更新がんばってください! (2021年1月10日 21時) (レス) id: 933a2973a0 (このIDを非表示/違反報告)
はろー - めっちゃ面白いです!更新、楽しみにしてます! (2020年11月12日 17時) (レス) id: 079e87463c (このIDを非表示/違反報告)
(名前)めぐ(プロフ) - リクエストありがとうございました とても良かったです これからもリクエストするかもしれませんがよろしくです 更新頑張ってください 応援してます (2020年10月7日 16時) (レス) id: a83f488625 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Shion | 作成日時:2020年8月20日 18時