３６日目. ページ36
_爆豪side_
「爆豪、流石にエンデヴァーの呼び出し断るのはやばいって」
「そうだぞ！早く行こうぜ」
朝、少し仮眠取ってるとクソ髪とアホ面がインターホンを連続で鳴らして来やがった
ヤケ酒で頭が痛てぇけど久しぶりの外に出た
…あいつ、今頃なにしてんだ？
泣いてねぇか？
頭の中はいつもAの事でいっぱいだった
結局、離婚届は出せないでいる
貰いに行かねぇとって考える度に柄にもなく足が竦む
「爆豪、今日飲むなら付き合うぞ」
「俺も俺も！」
高校の時から変わらないこの二人の馬鹿っぷりには幾らか救われていた
「貴様、また同じ事を繰り返すつもりか？」
「そうだよダイナマイト君、前も言ったよね
エンデヴァーさんに迷惑かけんでって」
「お前は黙っていろ！！」
事務所に着いてすぐ怒鳴られ頭に響く
二人は待合室で待たせた
「休むって言ってあんだろ」
「毎日言わんか！…それで、どうなったのだ」
「…さぁな」
余計なお世話
どうなった？そんなの俺が一番知りてぇわ
「近々復帰する。また連絡するわ」
「ったく…仕方ない奴だな」
イライラし始め、俺は早々に背を向けた
やっぱ生きた心地がしねぇ
ぼんやり歩いてアホ共の所に戻ろうとした時Aとデクが歩いて来た
俺を見て足を止めるAと目を逸らすデク
…嵌めやがったな
少しは食べとんのか、まだ細ぇな…
寝てねぇのか…顔色が悪ぃ
会っただけでこれだけ考える自分に嫌気がさした
"てめぇにやるわ"
勢いであんな事言っちまってクソだな
微塵も譲る気ねぇのに、デクと付き合うとか考えただけで殺したくなる
「…ぁ…」
視線が合って、俺を見る目が揺れる
…そんな目で見んじゃねぇ…
俺がここで潔く歩いていけば決意が揺らぐ事もねぇのに
Aは唇を噛んで歩き出す
俺は目をそらす事もしないまま立ち尽くしていた
頼むからそんな目で見んな…
引き止めてしまうだろ…
Aが俺の横を通り過ぎようとした時手が微かに触れた
そのまま指を絡め、優しく握る
「…行くな…」
「…っ」
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本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - 普通に泣きました (2021年10月14日 20時) (
レス) @page50 id: 6f7b9e6ac6 (このIDを非表示/違反報告)
舞う猫(プロフ) - あんころもちさん» コメントありがとうございます！ハンカチを(*´｡•ω•)っ！！続編も是非読んでください！ (2021年10月10日 20時) (レス) id: 47a8fb4da4 (このIDを非表示/違反報告)
あんころもち - やばい…涙が止まらなくなって…最近涙腺ゆるゆるでして、。こんな切ない話がかける方本でも見たことないです！ (2021年10月10日 20時) (レス) @page17 id: 2dc02ddd04 (このIDを非表示/違反報告)
舞う猫(プロフ) - しゃけふれーくさん» コメントありがとうございますっ！５０話で終わらなくて申し訳ありません！！夜寝てしまうのですか…？基本夜に更新になります(￣^￣゜)… (2021年10月10日 18時) (レス) id: 47a8fb4da4 (このIDを非表示/違反報告)
舞う猫(プロフ) - 雨水さん» 50話で終わらなくて申し訳ありません！ハッピーエンドになるよう祈ってあげてください！！ (2021年10月10日 18時) (レス) @page50 id: 47a8fb4da4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞う猫 | 作成日時：2021年10月1日 18時
