成蘭の番犬ちゃん

41話目 ページ43

Aside



開久生徒「このクソアマー！」

『はーい、ごめんねー』

開久生徒「うっ！」

京子「はぁ！」

開久生徒「ぐあっ！」

『らぁ！』

開久生徒「うわっ！」

開久生徒「死.ね こらぁ！」

京子「うっ！」

開久生徒「おぉ〜…あぁ！！」



怪我をしていない左手で相手を殴り、回し蹴りをかませばノックアウト。てか、最後の人京子に股間蹴り上げられてたよね、痛そー

っと、今はそれどころじゃないか



相良さんに視線を戻せば私をみて驚いた表情から楽しそうに笑って「強ぇ〜」なんて、拍手しながら近寄ってきた



バッ！

相良「！……ジャマだ。どけ」

京子「A！」



京子に近づいてきたからその間に割って入れば心底嫌そうな顔をされた。
まぁそうだよね。私も相良さんとはやり合いたくない。けど、成蘭(うち)の番にちょっかいかけられるのは黙って見てられないしね。



相良「…そんなケガで俺には勝てねェよ」

『！』

京子「おい！Aを離せ！」



簡単に言うと私は相良さんの腕の中にいる。向き合った状態から胸ぐらを掴まれたと思ったら勢いよく引っ張られ、首に腕を回され人質状態。ギプスをはめてない左腕も一緒に掴まれてしまって抵抗するも余計に首が絞まって苦しい




相良「こっちの姉ちゃんは置いといて、お前もしかして成蘭の番張ってる早川京子？」

京子「んだよ。てめえもやられてぇのかよ！」

『京子っ！ぐっ、』



相良さんに飛んできた京子の拳はいとも簡単に避けられ、相良さんに腕を掴まれてしまった。
その拍子に動いた相良さんの腕によって首が更に絞まる




相良「パンチまでマブかったわ
ヒッヒッヒッ…」



笑い方が悪役だ…

そんな事を思った時だった



「京ちゃん？」

42話目→←40話目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す