成蘭の番犬ちゃん

4話目 ページ5

相良「今日は俺が買ってやっから好きなの選びな」


『それは悪いですよ！』


相良「あん？」


『そ、それは悪い、よ…』


相良「はっ、やれば出来るじゃねーの。んじゃ、これからは敬語禁止な？もし次、敬語になったら

オイタしちまうぜ？」





近づく顔に咄嗟に顔を背ければ頬に柔らかい何かが当たった。それに気づくにはあまりにも相良の表情がニヤニヤしてて、してやったりみたいな顔してやがった…
なんで、てか、こんな所でっ…！！





『てめっ、！』


相良「ｸｸｯ、その表情いいねェ！ウブなのかな？？」


『うるせぇよ！こんな所でンな事すんなよバカ！』


相良「ははっ！普段大人しいのに口が悪いねェ？次は口、塞がれてェの？」


『っ、…冗談はやめろよ。もうお腹減ったしさっさと買って帰ろーよ…』





なんでこんな奴に振り回されなきゃなんないんだ…。
ガラにもなく顔に熱が集まるのが分かる。
何でこんな奴にっ






相良「ま、確かに腹減ったしさっさと買うか。んじゃ、唐揚げと枝豆もだな。買ってくっから外で待っときな」





そう言っては私が持っていた買い物カゴをかっさらってレジへと向かっていった。
まさか本当に奢ってもらえるなんて思ってもいなかったから思わずいい所あるんだなあいつも、なんて思ってしまった。









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沢山の方に読んで頂き、お気に入りや評価もして頂いてありがとうございます！まだ初めてばかりなのに感無量です(´TωT｀)

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