成蘭の番犬ちゃん

33話目 ページ35

相良side





片桐「相良、お前なんか知ってんな？」

相良「ンー？なんの事だ？」

片桐「とぼけんな。
俺は早いとこ片付けたいんだよ
いつまでもヤクザもんのOBに指図されんのはごめんだ」

相良「わァってるよ…」



わかってる。俺もOBなんかに指図されんのなんてゴメンだ。面倒だしよォ…

けど、アイツが関わってるなんて知られたくねーんだよ

智司も俺が何か隠してる事に気付いてんのはわかってる。

どっちを取るか

開久か女(あいつ)か…







相良「しかしここいらでヤクザにケンカ売る度胸がある奴がいるとはね〜
ヘッヘッヘッ…」

片桐「面白がってんじゃねぇよ」

相良「面白ェじゃんよ
早く見つかんねぇかな〜」



嘘だ。見つからなければいい。Aが見つからねェようにどっか隠すか？この一件が終息するまでどっかに…─────



いや、何考えてんだ
んな事出来るわけねェだろ


Aが関わってなきゃ心の底からこの状況を面白(おもしろ)がれたんだろーけどなァ…



あー、最近頭使いすぎて痛ェ








(とりあえず帰ったら事情聴取だナ)

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